YanMore Grind · 2.3.0 / 2.3.1
YanMore Grind 完全ガイド:挽き目の調整から自分だけのコーヒー日記まで
2.3.1 は審査提出済みです。App Store の公開版は 2.3.0 です(2026-10-19 確認)。
粉量 18 g、抽出液重量 36 g、28 秒。数字がそろったレシピでも、豆の袋やバスケットを替えると、味は変わることがあります。前の一杯が酸っぱかったら、次は細かく挽くべきでしょうか。それとも、まず抽出の様子や作業を見直すべきでしょうか。目標の数字を覚えているだけでは答えは出ません。実際に何を使い、どんな結果になったのかも必要です。
YanMore Grind を作り始めたのは、こうした情報を一緒に残したかったからです。どの豆を、どのグラインダーのどの目盛りで挽き、抽出に何秒かかり、どんな味だったのか。一つの記録で確認できれば、次の調整はその結果から始められます。その後、日々コーヒーを飲む中で必要になった豆の管理、コーヒーカレンダー、成分計算機、ミルク管理も加わりました。気に入ったレシピをもう一度試したり、二杯の違いを並べて見たりできます。
基本操作の全文はそのままに、第18章で 2.3.0 / 2.3.1 の変更を説明します。2.3.1 は審査中のため、ダウンロード前にストアのバージョンをご確認ください。2.3.1 と明記した機能と利用条件は、そのバージョンに適用されます。
2.3.1 は審査提出済みです。App Store の公開版は 2.3.0 です(2026-10-19 確認)。
掲載画像は確認済みの 2.2.1 以前の実際のアプリ画面であり、2.3.1 の新しい画像ではありません。画面の言語は本ページと一致しています。新しいホイールやワークベンチは更新説明をご覧ください。
下部には「調整」「抽出」「コーヒー豆」「カレンダー」「ミルク管理」の五つの画面があります。器具、言語、外観、バックアップは歯車から開きます。「予測によるおすすめ」は次の一杯の準備に、「フィードバック調整」は前の一杯を踏まえた調整に使います。
1. 一杯のコーヒーを通して知る五つの画面
1.1 調整:次の一杯を準備する
「調整」を開き、抽出方法、コーヒー豆、グラインダーの順に選びます。エスプレッソでは、マシンとバスケットも使います。今回の粉量、抽出液重量、時間などの目標を入力すると、おすすめの目盛りを計算できます。
新しい袋を開けたばかりで抽出結果がまだない場合は、「予測によるおすすめ」で出発点を探します。すでに一杯淹れていて、続けて調整したい場合は、「フィードバック調整」に実際の時間、抽出液重量、味の感想を入力します。結果画面には、おすすめの目盛り、参考範囲、次の操作が表示されます。二つの入口はコーヒーづくりの異なる段階に対応しているので、その時点の目的に合わせて選んでください。
たとえば粉量 18 g、抽出液重量 36 g のエスプレッソを淹れるなら、まずこの目標をワークベンチに入力し、提案を確認します。実際の計量、計時、抽出操作は自分で行います。粉の分布が不均一だった、飛び散りが目立った、マシンの動きが普段と違った、といった点は記録に補足できます。後で抽出時間の異常に気づいたときも、そのときの状況を確認できます。
1.2 抽出:淹れた一杯一杯を残す
「抽出」は自分のコーヒー日記です。プラスで新規記録を作成し、既存の記録をタップすると閲覧や編集、長押しすると共有ができます。記録が増えてきたら、グループ分けやフレーバーの絞り込みで、気に入った一杯を探せます。
記録するのは、スケールとタイマーで確認した実際の結果です。28 秒で 36 g を目指していたものの、実際には 32 秒で 38 g だった場合は、32 秒と 38 g を入力します。後から見返すと、その味がどのような抽出から生まれたのかが分かります。
同じグラインダーと同じ袋の豆で続けて淹れた記録は、今後の調整のための個人的な参考になります。レシピの目標と実測結果を分けて残すことで、目標との差や、次の調整による変化を確かめやすくなります。
1.3 コーヒー豆:一袋ごとにプロフィールを作る
「コーヒー豆」では、豆の名前、ロースター、焙煎日、精製方法、産地、品種、ブレンドの構成、参考レシピ、購入情報を保存できます。一度登録すれば、抽出時にその豆を選ぶだけでよく、毎回入力し直す必要はありません。
同じロースターの同じ商品でも、ロットが異なることがあります。9 月と 10 月に一袋ずつ買ったなら、「ウォッシュト・イルガチェフェ・9 月」「ウォッシュト・イルガチェフェ・10 月」のように分けて登録できます。それぞれの焙煎日、開封日、抽出結果が残り、同名の豆を取り違えずに済みます。
調整、抽出、コーヒー豆の各画面にある歯車から設定を開けます。グラインダー、マシン、バスケット、おすすめ機能の初期設定、言語、外観、データのエクスポートはここで管理します。
1.4 カレンダー:いつ、何を飲んだかを振り返る
「カレンダー」は飲んだコーヒーを日付ごとに整理し、お茶やエナジードリンクなど、ほかのカフェイン源やその夜の睡眠も記録できます。新しい抽出記録を保存すると、その一杯は同時にカレンダーにも追加されます。他の人のために淹れた一杯や挽き目の試し淹れなら、保存後の通知で「飲用への追加を取り消す」を選べます。抽出記録自体は残ります。
購入したコーヒーは、器具や抽出条件を登録せずに、飲んだ時刻、飲み物の名前、感想を直接記録できます。Pro ではカレンダーから成分計算機を開き、カフェインとカフェストールのおおよその量を確認できます。カレンダー、計算機、睡眠記録の使い方は第 13、14、15 章を参照してください。
2.2.1 の実際の日本語画面です。下部には調整、抽出、コーヒー豆、カレンダー、ミルク管理の五つの入口があります。
1.5 ミルク管理:冷蔵庫のこの一本を把握する
ラテをよく作る方なら、牛乳をケースで買ったり、牛乳とオーツ飲料を同時に開けていたりするかもしれません。ミルク管理では、購入した製品、残りの本数、開封済みの一本、毎回取り出した量を記録できます。
冷蔵庫に何本か入っていると、どれを開けたのか、いつ開けたのかが分からなくなりがちです。ミルク管理では製品、購入ごとのロット、一本ごとの状態を分けて保存します。開封後の使用量と保存状態も残せば、その一本の来歴と残量を後から確認できます。ミルク管理は無料です。詳しい手順は第 17 章を参照してください。
2. 初めて使うときは、一杯を最後まで記録する
2.1 手元のグラインダーを追加する
「設定 → マイグラインダー」を開いてプラスをタップします。カタログから機種を選ぶ方法と、自分でプロフィールを作る方法の二つがあります。
カタログで該当機種を見つけたら、調整方式と対応する抽出方法を確認して保存します。見つからなければカスタム登録を選び、名前、手動か電動か、調整機構、目盛りの範囲を入力します。不明な仕様は不明のままで構いません。ただし目盛りの読み方は実機に合わせてください。以後の入力と提案でも同じ単位を使います。
無料版では、使用中のグラインダーを一台登録できます。カタログ登録、カスタム登録、手動、電動のいずれにも対応し、その一台の編集も可能です。普段使うグラインダーが一台なら、無料版から自分の器具を登録して使い始められます。
2.2 今飲んでいる豆を登録する
「コーヒー豆」に切り替えてプラスをタップします。まず名前、ロースター、焙煎日、焙煎度、精製方法を入力し、産地、品種、標高などが袋に書かれていれば補足します。
最初は袋の表示どおりに入力すれば十分です。名前は「毎日のエスプレッソブレンド・9 月 20 日焙煎」のように、自分が見てすぐ分かるものにしましょう。販売店のレシピがあれば一緒に保存しておくと、後でその豆を選んだときに呼び出しやすくなります。
2.3 エスプレッソを淹れるならマシンも追加する
「設定 → マイエスプレッソマシン」を開き、プラスをタップして名前と普段の温度、圧力を入力します。ポンプ、ボイラー、グループヘッドの種類は分かる範囲で入力し、確かでないものは不明を選びます。
無料版でもマシンのプロフィールを作成でき、エスプレッソには標準ダブルバスケットを使います。Pro ではバスケットライブラリに自分のバスケットを追加し、容量や構造を区別できます。ハンドドリップの方はマシン登録を飛ばし、調整画面でハンドドリップを選んで構いません。
2.4 おすすめを計算して、一杯淹れる
「調整」に戻って「予測によるおすすめ」を選び、方法、グラインダー、豆を確認します。エスプレッソなら、試したい粉量、抽出液重量、時間を入力し、温度と圧力を確認して、下部の計算ボタンをタップします。
結果を読んだら、試す位置にグラインダーを合わせ、計量、抽出、テイスティングを行います。結果画面の「抽出記録を追加」から一部入力済みのフォームを開けます。後から「抽出」画面のプラスで記録しても構いません。
2.5 淹れ終わったら、一分使って保存する
まず実際の目盛り、粉量、抽出液重量、時間を確認し、最も印象に残った味を書きます。たとえば「飲み始めは甘く、後味が少し乾く。次は少し粗くしたい」。余裕があれば、点数、フレーバータグ、詳細条件も加えます。
保存後は「コーヒーカレンダーに追加しました」と表示されます。自分で飲んだ一杯ならそのままにし、家族のために淹れた場合や調整過程だけを残したい場合は「飲用への追加を取り消す」をタップしてください。保存した抽出記録は削除されません。半分だけ飲んだ場合や抽出時刻と飲用時刻が違う場合は、後からカレンダーで修正できます。
次の調整に進むなら、調整画面で「フィードバック調整」に切り替え、今の一杯を選びます。同じレシピを再現したい場合は、記録の「この一杯をもう一度淹れる」を使います。詳しくは 8.10 節を参照してください。右上のはてなマークから入門説明を再び開けます。
これで最初の一杯の記録ができました。普段はこの流れで使い、バスケット、回転数、フレーバーなどを詳しく比べたくなったら、関連する項目を加えてください。以降の章で、それぞれの入力方法と役立つ場面を説明します。
2.2.1 のデモデータでは、現在の 39 目盛りに対して 38 目盛りを提案しています。画面説明用の数字であり、別の器具に適用する挽き目の提案ではありません。
3. グラインダー:自分が一貫して読める目盛りで記録する
3.1 カタログで機種を探す
「マイグラインダー → プラス → グラインダーカタログ」を開きます。カタログは手動と電動に分かれ、名前、ブランド、機種、メモを検索できます。機種を選んだらテンプレートの概要を確認し、表示名と抽出方法を設定して、自分の器具一覧に保存します。
カタログ項目ごとに情報の充実度は異なります。「抽出方法別の範囲に根拠あり」は、その方法での目盛りの参考情報が付いていることを示します。「器具プロフィールのみ」は、主にハードウェア情報を記録したものです。出発点として使える根拠は同じではないので、項目の説明と自分の実測記録を合わせて判断してください。
無料版でも、器具追加の入口から、無料の抽出方法に対応するカタログ項目を選べます。設定のトップ画面にあるカタログ全体の閲覧機能は Pro です。最初の一台を追加するなら、「マイグラインダー」のプラスから始めてください。
3.2 カスタム登録は、よく使う情報から入力する
カスタム登録は、カタログにない機種や、自分の呼び方で器具を登録したい場合に向いています。名前、機種、手動か電動か、抽出方法、刃の種類と直径、調整機構、機械的なステップ幅、目盛りの上下限、回転数、メーカーの参考範囲を入力できます。
入力順は難しくありません。名前と機種、手動か電動か、段階式か無段階式かを選び、実際に使う目盛り範囲を入力します。ほかの仕様は取扱説明書で確認して補ってください。
刃の種類には、不明、フラット、コニカル、ゴースト、スパイラル、ハイブリッドなどがあります。直径の単位は mm です。機械的なステップ幅は、調整機構が一段動くときの移動距離を表すため、その機種の資料で確認する必要があります。粉の粒径に関する情報しかない場合は、この項目は後で補って構いません。
たとえばハンドドリップ専用の手挽きミルなら、「自宅の手挽きミル」と名付け、手動とハンドドリップを選び、実際のクリック数の読み方に合わせて設定できます。持ち運び用の別のミルは後で別登録すると、記録を見返したときに区別しやすくなります。
3.3 段階式:一目盛り、半目盛り、さらに細かい分割
回すと明確なクリック感があるグラインダーでは、段階式を選びます。フォームの「1/分母」は最小表示単位です。分母が 1 なら一目盛り、2 なら半目盛り、4 なら四分の一目盛りです。
二クリックを一つの大目盛りとして数えているなら、最小の一段は半目盛りです。その分割単位で記録してください。正しく設定すると、実機を一クリック動かすたびにアプリの読み値も対応する一段分変わり、提案を実機に合わせやすくなります。
記録画面は器具の設定に応じて、整数、または「整数+分子/分母」の入力を表示します。5 と 1/2 目盛りは、表示単位で 5.5 に相当します。分数の分子は分母より小さくし、最終的な読み値は器具の有効範囲内に収めます。
「一クリック当たりのマイクロメートル」は最小の機械的クリックを基準に入力します。一方、「最小表示単位」は普段の目盛りの読み方です。説明書でそれぞれ確認すると、大目盛りと一クリックを混同せずに済みます。
3.4 無段階式:まず回転数、大目盛り、小目盛りの単位をそろえる
二つの印の間でも止められるグラインダーでは、無段階式を選びます。記録は小数で入力します。最も大切なのは、何回転したかで記録するのか、ダイヤルの大目盛りで記録するのかを先に決めることです。
たとえば一回転に大目盛りが 10 個あり、大目盛り一つが小目盛り 10 個に分かれる機種を考えます。大目盛り単位なら小目盛り一つは 0.1、回転単位なら 0.01 回転です。同じ実機上の位置でも、単位によって数値が変わります。必ず自分の機種の定義に従ってください。
複数回転できる器具では、すでに回した整数回転分も含めます。回転数か大目盛りかを決めたら、毎回同じ読み方を使ってください。そうしないと、同じ小数が別の位置を指し、過去のレシピを再現できなくなります。
無段階式の物理的な距離の項目は、指定された表示単位に対する機械的移動量を表します。説明書が一回転当たりの移動量を示し、フォームが大目盛り一つ当たりを求めている場合は、その機種の大目盛りの数で換算してから入力します。
3.5 調整モードを切り替えられる器具
段階式と無段階式の切り替えに対応するカタログ機種では、おすすめ画面と記録画面にモード選択が表示されます。抽出前に実機の現在のモードを確認し、アプリでも同じものを選びます。
普段は段階式でハンドドリップに使い、今日は無段階式でエスプレッソを淹れるなら、その一杯の記録も無段階式にして、対応する小数の読み方で入力します。過去の記録は、目盛りだけでなくモードも一緒に見て、当時の位置を確認してください。
新しいカスタム登録では、主に段階式と無段階式の二つを選べます。両モード対応の器具は、それに対応するカタログ機種から登録してください。既存の両モード対応プロフィールは、編集時にも関連情報が保持されます。
3.6 キャリブレーションのオフセットと慣らし状態を設定する
Pro ではカタログから器具を追加する際に、キャリブレーションのオフセット、慣らし状態、メモを設定し、物理的なプレビューを確認できます。オフセットは、同じ機種でも目盛りの基準が異なる場合などに、カタログの基準と手元の実機の読み値を対応させるために使います。
慣らし状態は、未慣らし、慣らし済み、摩耗から、実際の状態に合わせて選びます。メモには、刃を交換した時期や、現在使っている目盛りの読み方など、後で役立つ一言を残せます。
これらの設定はカタログから追加する流れの中にあります。一杯の酸味や苦味を調整するには、調整画面のフィードバックを使ってください。ゼロ点や機械部分を調整するときは、グラインダーメーカーの手順に従います。
3.7 電動グラインダーの回転数を入力する
電動では、まず回転数固定か可変かを区別します。固定式は既定の回転数、可変式はそれに加えて最小値と最大値を入力します。手動と電動を切り替えると回転数関連の内容がリセットされるので、保存前に確認してください。
可変速の電動グラインダーでは、Pro の抽出フォームにその一杯の実際の回転数を入力できます。後で目盛りと回転数を合わせて比べられます。固定速の器具はプロフィールの既定値を使い、おすすめ計算では登録済みの器具情報に基づいて関連情報を利用します。
手挽きミルのプロフィールにも既定の回転数を残せますが、基本記録で手回しの毎分回転数を推測する必要はありません。普段の回し方はメモに残し、電動で回転数を明確に設定できる場合は実機の表示値を記録してください。二つの情報は、出所も意味も異なります。
3.8 メーカーの範囲、編集、アーカイブ
信頼できる説明書がある場合は、メーカーの参考範囲を有効にし、抽出方法ごとの最小・最大目盛りを入力できます。ハンドドリップとエスプレッソで異なる範囲が示されていれば、それぞれの欄に入力します。最初の位置を探す参考にし、味は実際に淹れながら調整してください。
「マイグラインダー」は検索に対応し、使用中の器具をタップして編集できます。無料版では使用中の一台を編集でき、Pro ではより多くの器具を管理できます。調整機構や範囲などの仕様を変えたら、調整画面に戻って計算し直してください。
しばらく使わない器具は左にスワイプしてアーカイブし、必要になったらアーカイブから戻せます。過去の抽出記録は残り、普段の選択一覧をすっきりさせられます。無料版で使用中の器具を替える場合は、今の一台をアーカイブしてから別の一台を戻し、使用中を一台に保ちます。
カタログから機種を選ぶか、自分のグラインダーのプロフィールを作ります。まだ確認できない仕様は不明のままで構いません。
無段階式電動グラインダーの目盛りと回転数の設定です。読み値の単位と、説明書にある機械的な仕様を分けて確認してください。
3.9 清掃、ゼロ点調整、分解組み立て、刃の交換
グラインダーを使い続けると、清掃、分解組み立て、ゼロ点の取り直し、刃の交換などを行うことがあります。「マイグラインダー」から対象器具のメンテナンスを開き、操作の種類、日時、メモを保存すると、メンテナンス履歴で確認できます。
通常の清掃は、いつ清掃したかを残すためのものです。分解して組み直したり、ゼロ点を取り直したりした後は、新しい使用段階としてキャリブレーションを蓄積します。刃の交換時には新しい仕様を保存でき、後で以前の刃に戻す場合は、過去の構成を選び直せます。
同じグラインダーでも、分解、ゼロ点調整、刃の交換の前後で、同じ目盛りが同じ出発点を意味するとは限りません。メンテナンス日時を残しておけば、過去のレシピが変更前のものか、組み直した後のものかが分かります。
3.10 器具情報の入力ミスを修正する
一目盛り当たりの移動量、刃の仕様、目盛り範囲を最初に間違えて入力した場合、編集の流れで変更前後の情報を確認できます。
現在の器具情報だけを更新するなら、通常の編集として保存します。Pro で関連する履歴も整理したい場合は、履歴を修正するかどうかと開始日を選び、対象記録数をプレビューしてから保存できます。
たとえば「一回転当たりの移動量」を「一目盛り当たり」の欄に入力してしまい、後で説明書を確認できたなら、まず器具情報を直し、正しい単位で理解し直す必要のある過去の記録を確認します。実際に刃を交換した場合は、メンテナンスから交換を記録してください。
4. コーヒー豆:袋の情報から自分の豆ライブラリへ
4.1 名前、ロースター、ロット
「コーヒー豆」のプラスでプロフィールを追加し、既存の項目をタップすると編集できます。名前は豆を選ぶときに分かりやすいものにし、ロースターにはブランドや店名を入力します。名前、ロースター、産地、精製方法の概要で検索でき、使用中の豆の並び順には最近の使用状況も反映されます。
同じ豆を買い直した場合は、新しいロットとして別のプロフィールを作ることをおすすめします。古い袋の最後の数日と、新しい袋を開けた直後の状態を別々に残せます。誤字を直したり情報を補ったりするだけなら、元のプロフィールを編集します。
たとえば「ブラジル・ナチュラル・普段のエスプレッソ用」なら用途がすぐ分かります。繰り返し買う豆なら、焙煎月や日付も加えると便利です。名前を長くする必要はなく、見てすぐ正しい豆を選べれば十分です。
4.2 価格、通貨、購入重量
基本情報には、購入価格、通貨、袋の重量を入力できます。重量の単位は g です。価格と重量がともにゼロより大きいと、1 g 当たりの価格が表示され、異なる内容量を比較できます。
たとえば 250 g 入りの豆が 100 元なら、1 g 当たり 0.4 元です。同じ豆の 500 g 入りを見つけたときも、この単価を参考にできます。粉量 18 g の一杯に使う豆の費用なら、7.2 元と計算できます。
通貨には、人民元、米ドル、ユーロ、英ポンド、日本円、韓国ウォン、タイバーツ、香港ドル、新台湾ドル、シンガポールドル、豪ドル、カナダドル、ニュージーランドドル、マレーシアリンギット、インドネシアルピア、ベトナムドン、フィリピンペソ、スイスフラン、ロシアルーブルなどがあります。実際に支払った通貨で保存してください。
1 g 当たりの価格は入力した通貨で計算され、為替換算は行いません。購入費用の比較用であり、挽き目の提案には使われません。提案は豆、器具、抽出条件を参考にします。
4.3 シングルオリジンの情報を整理する
シングルオリジンを選ぶと、産地の地域、国、品種、標高の範囲を入力できます。国の一覧は地域に応じて変わるため、地域を切り替えたら国をもう一度確認してください。
2.2.1 では、標高の下限と上限をそれぞれ選べます。袋に 1,600–1,900 m とあれば、一つの数字に置き換えず、その範囲を残してください。上下限とも 0–3,500 m に対応し、正確な標高が一つだけ分かる場合は両方に同じ値を入力できます。下限は上限を超えないようにし、片方だけの入力は避けてください。ブレンドの各成分でも範囲を記録でき、過去の記録には当時の情報が残ります。
袋に詳しい説明があれば順に入力し、国と精製方法しかなければその二つだけでも構いません。残りは未選択や不明のままにして、後でロースターから情報を得たら補えます。
産地、品種、標高は、おすすめ計算の初期の参考になると同時に、好みの豆を比べやすくします。異なる産地のウォッシュトを何袋か飲んだ後、自分のメモと合わせて、どの豆に花の香りを感じたか、どの豆がミルクに合ったかを振り返れます。提案はその後も実際の抽出記録を踏まえて更新されます。
4.4 精製方法、焙煎度、日付
精製方法は袋の表示に合わせて選びます。焙煎度は、極浅煎り、浅煎り、中浅煎り、中煎り、中深煎り、深煎り前半、深煎り、深煎り後半、ウィーン、フレンチの十段階です。ロースターの表現を優先し、大まかな情報しかなければ最も近い段階を選びます。
焙煎日には、実際に焙煎された日を入力します。購入日はメモに残せ、開封日には専用の項目があります。日付を分けておくと、焙煎からの経過日数と開封状況を把握しやすくなります。
精製方法、焙煎度、焙煎後の経過時間は、鮮度表示と提案の初期推定に使われます。「10 日目は香りが分かりやすかった」「開封直後より流れが速い」など、実際の変化はメモに残してください。日付は時間的な背景を、実測値と味のフィードバックは手元の豆の変化を記録します。
4.5 ブレンドは成分ごとに入力する
ブレンドを選び、まず袋全体の焙煎度と焙煎日を入力してから成分を追加します。各成分に地域、国、品種、標高範囲、精製方法、割合を記録でき、間違えた成分は一覧から削除できます。
割合のスライダーは 5% 刻みで、各成分を 5% から 100% の間で設定できます。下部に合計が表示されます。二種類なら 60% と 40% のように入力し、合計 100% を確認して保存します。袋により細かい割合が記されている場合は、原文をメモに残し、成分欄は現在対応している刻みに合わせて整理してください。
成分情報はブレンドの構成を残すためのもので、おすすめ計算でも有効な割合を基に関連情報を集約します。ロースターが「エスプレッソブレンド」とだけ記し、構成を公開していない場合は、分かる情報だけを残して、自分の抽出から経験を積み重ねてください。
編集時は種類の切り替えに注意してください。ブレンドからシングルオリジンへ戻すと、現在のフォーム内のブレンド成分が消去されます。元の構成を残したい場合は、保存前に確認してください。
4.6 販売店のレシピも保存する
豆のプロフィールには、エスプレッソとハンドドリップの独立したレシピスイッチがあります。エスプレッソは粉量、抽出液重量、時間、湯温、圧力、ハンドドリップは粉量、抽出液重量、時間、湯温を入力できます。
販売店が提供している方法のスイッチをオンにします。袋にエスプレッソの提案だけがあれば、まずそれを保存し、後で好みのハンドドリップのレシピが見つかったら必要に応じて補えます。
その豆を選ぶと、対応する方法の参考レシピを調整画面や記録の下書きに取り込めます。ただし、ワークベンチで最近使った値や、マシンのプロフィールにある温度と圧力も表示値に影響することがあります。保存前に画面の最終的な値を確認し、今回の予定と一致しているか確かめてください。
特に「抽出液重量」の意味を確認してください。このガイドでは、一貫してカップに得られたコーヒー液の重量を指します。ハンドドリップのレシピを転記するときは、販売店の数字が総注湯量なのか出来上がりの液重量なのかを確認し、記録方法をそろえてください。
4.7 開封日と鮮度の見方
「開封済み」をオンにし、実際に袋を開けた日を選びます。表示されるエイジング日数は、焙煎日から開封日までの期間です。9 月 10 日焙煎、9 月 17 日開封なら 7 日です。
豆の一覧には焙煎後の経過日数も表示され、おすすめ計算後には鮮度スコアと段階を確認できます。テイスティングのメモと合わせて使ってください。同じ袋でも、開封直後、半分ほど使った頃、飲み切る直前で、香りや抽出の流れが変わることがあります。
鮮度表示は焙煎日、精製方法、焙煎度から推定します。「開封後は密閉して常温保存」「小分けにして冷凍」など、実際の保存方法はメモに残せます。後で日記を読むとき、こうした情報が当時の味を理解する助けになります。
4.8 メモ、保存、アーカイブ
メモには袋のフレーバー表記、購入先、保存方法など、残しておきたい情報を書けます。袋の「フローラル、柑橘、蜂蜜」は豆のプロフィールへ、実際に飲んだ感想は一杯ごとの抽出記録へ残すとよいでしょう。
入力後は保存をタップします。入力に関する警告が出たら、日付、重量、単位、成分比を確認し、保存できてから画面を離れてください。後から情報を補うときは、同じプロフィールをタップして編集します。
一時的に使わない豆は、一覧の操作からアーカイブし、後で戻せます。過去の抽出記録は残ります。袋を使い切った場合は「飲み切りにする」を使うと、専用の「飲み切り」一覧に移ります。詳しくは 4.13 節を参照してください。
名前、購入情報、焙煎情報をまとめておくと、豆を選ぶときも振り返るときも便利です。
ブレンドは成分ごとに入力し、エスプレッソとハンドドリップの参考レシピは別々に保存します。
開封日と保存習慣を残すことで、豆の状態とカップの味を一緒に振り返れます。
4.9 精製方法と特殊工程を、袋の表示に沿って分けて入力する
「アナエロビック・ナチュラル」「乳酸発酵」「バレルエイジド」と袋にある場合、どこから選べばよいでしょうか。これらは基礎となる精製、発酵時の雰囲気、特殊工程という、加工の異なる部分を表します。プロフィールではそれぞれ分けて入力し、袋に書かれた情報を該当箇所に残します。
基本の精製方法には、ウォッシュト、ナチュラル、ハニー、パルプドナチュラル、ウェットハルなどがあります。発酵時の雰囲気は別に選べます。よく使われるアナエロビック・ウォッシュト、アナエロビック・ナチュラル、アナエロビック・ハニーには、組み合わせを選ぶショートカットもあります。
Pro では、カーボニックマセレーション、乳酸発酵、多段階発酵、酵母接種、サーマルショック、バレル発酵、バレル熟成、カフェイン除去の情報も記録できます。袋の原文を入力する欄もあるので、販売店独自の工程名はそこに残してください。
たとえば「アナエロビック・ナチュラル、酵母接種」なら、基本の精製方法をナチュラル、発酵雰囲気を嫌気性にし、酵母接種を加えます。情報は豆のプロフィールとともに保存され、後で同じ豆の抽出記録を見るときにも照合できます。
特殊工程は項目ごとに記録します。袋に情報がない項目は「不明」のままで構いません。
4.10 デカフェは、袋に記された除去方法を残す
豆のプロフィールでは、カフェイン除去の有無と方法を別々に記録できます。袋にデカフェと明記されていれば「除去済み」を選び、水処理、二酸化炭素、酢酸エチル、ジクロロメタン、その他、不明から、分かっている情報を入力します。通常の豆は未処理と明示でき、袋の説明が曖昧なら不明にします。
カフェイン除去は加工情報であり、基本の精製方法や焙煎度とは別の項目です。ウォッシュトのデカフェなら、ウォッシュト、カフェイン除去済み、具体的な除去方法を併記できます。販売店が飲み物のカフェイン量を示している場合は、数値と対応する分量を飲用日記に記録してください。
その豆を後でエスプレッソ、ハンドドリップ、ミルク入りコーヒーに使っても、同じ元情報を保てます。カフェイン計算機は除去済みの状態を認識しますが、工程名だけでは、その一杯の残留カフェイン量までは求められません。
4.11 数値による焙煎情報:AG 値と測定元を保存する
浅煎り、中煎り、深煎りなどの言葉に加え、Pro の豆プロフィールには「数値による焙煎情報」があります。
この項目を開くと、一つの値または明確な範囲を入力し、尺度、測定試料、情報源を選べます。Agtron Gourmet、Agtron Commercial、尺度不明の記録に対応しています。
袋に豆のままの測定値と粉にした測定値が別々に書かれていれば、試料の種類を対応させて入力します。特定の試料について範囲が示されているなら、範囲を使います。元の焙煎ラベルも一緒に保存でき、後から確認できます。
数値は尺度と試料の種類を合わせて読む必要があります。豆と粉、異なる Agtron 尺度の値を、数字の大小だけで直接比べることはできません。そのため測定元も残します。この項目は豆の情報を補うものであり、挽き目の提案には引き続き器具と実際の抽出フィードバックが必要です。
単一値、範囲、尺度、試料、情報源をそれぞれ保存します。
4.12 豆の星評価:また買いたい豆を覚えておく
豆のプロフィールには、好みを 1–5 つ星で記録できます。編集画面で星を選んでください。まだ好みが決まっていなければ空欄でよく、後で変更や解除もできます。
五つの星は自分の基準で使えます。たとえば四つ星は「また買う候補」、五つ星は「とても好きでもう一袋欲しい」。袋ごとに長い感想を書くよりも、全体の印象を手早く残すのに向いています。
豆の星評価は「この豆が好みか、また買いたいか」、抽出の点数は「今回の一杯がどうだったか」を表します。好きな豆でもうまく淹れられないことはあります。二つを分けておけば、買い直すときに一度の抽出結果だけに左右されずに済みます。
豆のプロフィールにある個人的な好みの評価です。図は四つ星を付ける操作例です。
4.13 飲み切り:豆の一覧を実際の在庫に合わせる
一袋使い切ったら、項目の操作メニューで「飲み切りにする」を選びます。「飲み切り」一覧へ移り、元の情報、星評価、抽出履歴は残りますが、次の一杯の準備で使用中の豆としては表示されなくなります。
「飲み切り」はそのロットを使い切った状態、アーカイブは一時的に現在の一覧から外すためのものです。前者は使用状況を残し、後者はプロフィールの整理に使います。どちらも履歴を保持し、再購入時に過去のロットを確認できます。
間違えて飲み切りにした場合や、そのロットがまだ残っている場合は「再び使用する」を選びます。無料版の使用中の豆は引き続き二袋までです。現在の状態を整理してから必要なプロフィールを有効にしてください。同じ商品でも新しく買った別ロットは、別登録の方が分かりやすくなります。
5. マシンとバスケット:普段のエスプレッソの組み合わせを残す
5.1 マシンのプロフィールを作る
「設定 → マイエスプレッソマシン」で器具を追加し、名前、ポンプ、ボイラー、グループヘッドの種類、普段の温度と圧力を入力します。一覧では検索、アーカイブ、復元ができます。
「自宅のエスプレッソマシン」のように使用場面で名付けても構いません。ハードウェアの種類は説明書に従い、不明なものは不明を選びます。保存すると、エスプレッソのおすすめや記録で選びやすくなり、異なるマシンで淹れたコーヒーも区別できます。
おすすめ画面でマシンを選んだ後、「マシンのプロフィールの既定値を使用」を有効にすると、普段の温度と圧力をワークベンチに取り込めます。通常 93°C を使うならプロフィールに保存し、今回だけ変えたいときは現在のレシピを確認して調整してください。
5.2 よく使うバスケットをライブラリに登録する
Pro では「設定 → バスケットライブラリ」から追加できます。エスプレッソのおすすめ画面や記録画面でバスケットをタップしても、同じ選択画面を開けます。既存のバスケットは編集、アーカイブ、復元が可能です。
なぜバスケットも別登録するのでしょうか。同じ粉量でも、容量や構造によって粉床や流れが変わることがあります。使い分けるなら、グラインダー、マシンと一緒にバスケットも残すことで、過去のレシピの組み合わせが分かります。「18g 普段のダブル」「20g 高流量」などと名付け、抽出前にポルタフィルターに装着している実物を選んでから、粉量と目標レシピを確認してください。
一度登録したバスケットは繰り返し選べます。複数を使い分けるときも名前を分ければ、それぞれの経験を残せます。挽き目を比べるときにも、二杯が同じバスケットかどうかを確認できます。
5.3 種類と詳細仕様を入力する
まず標準ダブル、精密高流量、低流量ディープ、シングル、大容量トリプル、加圧式、カスタムから種類を選びます。種類を切り替えると対応するプリセットが読み込まれるので、先に種類を選び、その後で細部を入力するとスムーズです。
フォームには、流動抵抗、形状、精度区分、公称粉量の上下限、口径、ブランドと型番のメモがあります。任意の寸法として、穴径、穴数、穴がある領域の直径、内部深さも入力できます。穴径と穴数を入力すると、総開口面積を計算できます。
仕様はパッケージ、説明書、メーカー資料に従って入力します。口径と公称容量しか分からなければ、ほかの寸法は空欄で構いません。総開口面積は穴径と穴数の関係を理解する参考になりますが、それだけで抽出性能のすべては判断できません。実際の流れは、粉量、挽き目、今回の操作結果と合わせて見る必要があります。
保存時に寸法の警告が出たら、単位と入力欄を確認してください。特にバスケットの口径と一つの穴の直径は大きく異なるため、転記先を間違えないようにします。
5.4 公称容量と今回の粉量を分けて考える
バスケットの公称粉量はメーカーによる容量の目安です。一方、抽出フォームの粉量には今回の予定値または実際に使った g 数を入力します。普段はそのバスケットに適した範囲から始め、粉の収まり具合と味を見て調整してください。
粉量を変えると、粉床の厚さと上部の空間も変わります。公称範囲から大きく外れた値を入力すると、アプリが確認を促します。バスケットの選択や単位の間違いを除外してから、実際の充填状態を確認してください。挽き目だけを比べたいなら、粉量とバスケットをそろえると結果を解釈しやすくなります。
前の一杯が粉量 18 g で、次は少し細かく挽くことだけを試したいなら、まず 18 g とほかのレシピ条件を保って変化を記録します。後で粉量を変える場合も、どの段階で変更したかが明確になります。
5.5 加圧式バスケットを使う
加圧式バスケットでは構造自体が抽出時の抵抗を生むため、時間の変化が挽き目の変化だけを反映するとは限りません。種類で「加圧式」を選ぶと注意事項が表示され、挽き目の提案はより慎重な扱いになります。記録には引き続き、実際の目盛り、粉量、抽出液重量、時間、味を入力します。
後で通常のバスケットに替えたら、別のプロフィールを作り、それぞれの組み合わせの経験を残せます。
マシンのプロフィールには普段の情報を保存します。既定値のスイッチで温度と圧力を現在のレシピへ取り込めます。
種類、容量、寸法は別々に保存します。図はデモ用のプロフィールです。自分の器具は実際の製品仕様に従って入力してください。
5.6 パック下部のペーパー、上部のペーパー、金属スクリーン
エスプレッソでは、バスケットの底にペーパーを敷いたり、パックの上に金属スクリーンを置いたり、上部でペーパーとスクリーンを重ねたりすることがあります。Pro ではこれらの付属品を記録できます。
ワークベンチと記録画面で、下部と上部を別々に選びます。下部は付属品なし、ペーパー、不明、上部は付属品なし、ペーパー、金属スクリーン、ペーパー+金属などを記録できます。組み合わせる場合は、重ねる順序も残せます。
よく使うスクリーンは「設定 → マイバスケット → マイスクリーン」で、名前、型番、分かる仕様を登録できます。金属スクリーンには材質、厚さ、外径、構造、穴数、穴径、公称ろ過精度を補足でき、以後の抽出時に直接選べます。
下部ペーパー、上部ペーパー、金属スクリーンは設置場所が異なります。組み合わせをすべて記録してこそ、二杯が同じ付属品を使っていたか確認できます。提案は近い組み合わせの利用可能な履歴を優先的に参考にしますが、実際の比較では抽出の流れと味も確認してください。付属品を替えても、以前の組み合わせの経験は対応する一杯の記録に残ります。
6. エスプレッソの調整:目標レシピから次の一杯へ
6.1 予測によるおすすめ:今回の予定を入力する
抽出を始める前に、調整画面で「予測によるおすすめ」を選びます。豆、グラインダー、調整モード、マシン、バスケットを順に確認し、目標の粉量、抽出液重量、時間、湯温、圧力を入力します。
粉量 18 g、抽出液重量 36 g、28 秒を試したいなら、それを今回の目標にできます。抽出液重量はカップに得られたコーヒー液の重量です。この例の粉と抽出液の比率は 1:2、つまり液の重量が粉の二倍です。
関連する履歴がないときは、器具情報と目標レシピが初期の参考になります。同じ条件での実際の記録があれば、計算はそれも参考にします。結果を見て今回試す目盛りを決め、抽出後は実測結果で目標に近づいたか判断してください。
6.2 フィードバック調整:淹れた一杯から続ける
一杯淹れた後、次の調整を考えるには「フィードバック調整」に切り替えます。選択可能な履歴から参考にする一杯を選ぶと、その目盛りと条件が取り込まれます。続けてフィードバックを入力、確認してください。
選択できる履歴は、現在の豆、グラインダー、抽出方法、調整モードで絞り込まれます。エスプレッソではマシンやバスケットなども考慮されます。参考にしたい一杯と同じ構成を選ばないと、別の組み合わせの記録が表示されることがあります。
見つからない場合は、まず「抽出」画面で保存済みか確認し、戻って選択条件を見直します。古い一杯は履歴画面で確認する必要がある場合もあります。フィードバックを入力したら提案を計算し、現在の目盛りを維持するか、小さく調整して試すかを決めます。
6.3 計時:どこから測った時間かを明確にする
エスプレッソの目標時間は、総接触時間として扱います。実際の結果を記録するときは、「給水開始から」「本抽出のみ」「未指定」などから、実際の計時方法に合うものを選べます。
たとえば 5 秒のプレインフュージョンの後に、本抽出を 25 秒行ったとします。給水開始からタイマーを動かしていたなら、30 秒を入力して「給水開始から」を選びます。本抽出の 25 秒だけを測ったなら「本抽出のみ」を選び、プレインフュージョン 5 秒を別に入力します。関連する比較では、この情報を基に時間を整理します。
どちらも「25 秒」と書かれていても、一方が給水開始からで、もう一方が本抽出だけなら、実際の工程は異なります。測り方も残しておくと、何秒速くなったか、遅くなったかを同じ基準で比べられます。昔の記録で思い出せない場合は、未指定のままで構いません。
6.4 プレインフュージョンの方式と時間
Pro では、なし、低流量、高流量、パルス式のプレインフュージョンを選び、継続秒数を入力できます。先に方式を選び、マシンの実際の設定に合わせて時間を入力します。
「なし」を選ぶと秒数はゼロになります。他の方式へ切り替えると既定の時間が入る場合があるので、今回の値に直してください。マシンを低流量で 5 秒に設定したなら、低流量を選んで 5 秒と入力します。
プレインフュージョンは、目標レシピに加えて残す抽出条件です。方式と時間を記録すれば、挽き目だけを変えた試行と、プレインフュージョンも変えた試行を区別でき、一連の操作の変化をすべて挽き目の影響と考えずに済みます。
6.5 圧力:設定値と実測値をそれぞれ記録する
調整画面には、今回使う予定の圧力を入力します。記録画面には「圧力を実測済み」のスイッチがあり、実際の読み値があるときだけオンにして入力します。普段のマシン設定しか分からない場合は、レシピ条件として残してください。
Pro ではピーク圧力に加え、開始点、ピーク、終了点の三点について時間と圧力を記録し、圧力プロファイルのメモを添えられます。開始時は緩やかに昇圧し、ピーク後は徐々に下げた、といった観察を簡潔に残すのに向いています。
三点のプロファイルでは、それぞれの時刻の圧力を記録します。秒と bar を確認し、実際に観察したかに応じて「実測済み」を選んでください。マシンの設定しかなく、圧力の読み値がない場合は、設定情報として残します。こうすることで、後から予定条件と実際の観察を区別できます。
6.6 湯温、予熱、環境情報
湯温はレシピの設定値、または実際に分かっている温度を入力します。器具の予熱は秒単位で別に記録でき、普段の準備手順を残すのに役立ちます。プレインフュージョンの時間とは分けて入力してください。
Pro の調整画面には、周囲の温度、相対湿度、必要に応じて有効にする気圧入力もあります。環境温度は周囲の気温、相対湿度は %、気圧は hPa、コーヒーの抽出圧力は bar です。測定値がある場合に、対応する単位で入力します。
室内の湿度を残したいなら、手元の計器の表示を読んで入力します。記録画面の湿度と気圧は、分かっている場合に入力する形式です。読み値がなければ、その項目をオフにできます。
環境情報は当時の背景を補うもので、変化のたびに挽き目を変える必要があるという意味ではありません。日常の主な判断材料は、目盛り、粉量、抽出液重量、時間、味です。調整用と記録用のフォームは別なので、保存時に今回残す詳細項目を確認してください。
6.7 クイックフィードバックと六つの味の項目
フィードバック調整の入力部分を開くと、バランスがよい、酸っぱすぎる、苦すぎる、流れが速すぎる、遅すぎるなどを選べます。酸味、苦味、甘さ、ボディ、滑らかさ、余韻を手入力することもできます。六項目は 0–10 の点数で、自分が感じた強さを表します。
酸味が強ければ、必ず嫌いな一杯なのでしょうか。そうとは限りません。酸味の点数は感じた酸の強さ、総合評価はどれだけ好きかを表します。果実の酸味が明瞭で甘さも十分なコーヒーには、酸味も総合評価も高く付けられます。何杯か続けて評価するときは、「正しい点数」を探すより、自分の基準をそろえる方が役立ちます。
クイック項目を選ぶと、複数の入力が変わります。「速すぎる」「遅すぎる」は時間の欄も変更します。選んだ後は時間を自分の実測秒数に直し、味の項目も確認してください。事前入力は入力の手間を減らすためのもので、今回の一杯を測定したことにはなりません。
調整画面でフィードバックを試すと、次の提案を比べられます。保存済みの一杯を直す場合は「抽出」画面から該当記録を編集し、新しく淹れた一杯は別の記録として保存してください。
6.8 WARM:テイスティング時の状態を残す
同じレシピでも、飲むときによって主観的な印象は変わることがあります。Pro の WARM は、テイスティング時の覚醒状態、休息、活動、食事の背景を記録し、その評価を理解するための機能です。別のコーヒーフレーバー評価ではありません。
調整画面のフィードバックモードでは、精神状態、活動レベル、食事の状態、カフェイン摂取、睡眠時間、口の乾燥度を入力できます。それを基に、覚醒、活動、休息、食事の四成分が整理されます。
記録画面ではより簡単に入力できます。WARM を有効にして、W、A、R、M の四成分をそれぞれ 0–1 で直接入力すると、平均値も表示されます。各項目の説明に従い、当時のテイスティング状態の確かさを表す値にしてください。
味の濃いものを食べたばかりで、残った味が判断に影響していると感じたら、該当項目とメモに残せます。同じレシピを再び淹れたとき、当時の状態を踏まえて評価の差を理解できます。おすすめ結果から新しい記録へ進んだ場合も、残したい WARM の内容を確認してください。
6.9 結果が出たら、どこを見るか
結果は三つに分けて読むと分かりやすくなります。絶対目盛りは合わせる予定の位置、相対調整量は前の一杯からの方向と幅、根拠ラベルと参考範囲は今回の提案の背景です。実際の操作では、まず自分の器具で設定できる目盛りを基準にしてください。
図の例では、推奨目盛り 1.8、範囲 1.7–1.9 とともに、「根拠が限られています」「記録を続けましょう」と表示されています。現時点ではこの出発点の周辺を試し、実際の流れ、時間、味を追加していくという意味で読んでください。自分の器具と豆には、自分の計算結果を使います。
段階式では実際に動かせるステップで表示され、すべての結果で器具の有効範囲も考慮されます。現在位置を維持する、もう一度同じ条件で淹れる、準備工程を確認するといった提案もあります。前の一杯で粉の分布に明らかな問題があったなら、先に作業を安定させてから目盛りを比較する方が有意義です。
根拠ラベルは今回利用できる情報の状態を示すもので、成功確率でも器具の認証でもありません。参考範囲は試行を組み立てるためのもので、その中のどの目盛りでも同じ味になるという意味ではありません。要因の内訳を開くと、計算で参考にした条件を確認できます。その位置を使い続けるかは、実際の抽出と味で判断してください。
6.10 自分の記録を役立てるには
なぜおすすめ計算に自分の抽出記録も必要なのでしょうか。器具情報は出発点を示せますが、手元の豆の実際の振る舞いに代わるものではありません。YanMore Grind はベイズ的な方法で、器具とレシピによる初期の参考情報に、関連する抽出の観察を組み合わせ、個人のキャリブレーション情報を更新します。開封直後は経験が少なくても、同じ器具とロットについて目盛り、抽出結果、フィードバックを残せば、計算の実際の根拠が増えます。これは情報を蓄積して更新する方法であり、毎回の予測の正しさを保証するものではありません。
結果は細かくする、粗くするという提案だけでなく、維持、データの追加、粉の分布などの準備確認を勧めることもあります。提案は挽き目を調整する参考であり、毎回おいしくなることを保証しません。飛び散り、異常な時間、矛盾するフィードバックは当時の操作とともに残してください。次に目盛りを試すべきか、準備を安定させるべきかを判断しやすくなります。
特に丁寧に入力したいのは、実際の目盛り、粉量、抽出液重量、計時方法、そして本当に飲んだ後のフィードバックです。点数を付ける時間がなくても、正確な抽出データを先に保存し、後から評価を補えます。
次の一杯を比べるときは、まず豆と器具をそろえ、主な条件を一つだけ意図して変えてください。たとえば今日は二つの目盛りを比べ、好みの位置が見つかってから目標抽出液重量を変える、という順です。履歴を見たとき、各段階を理解しやすくなります。
名前と購入情報は豆を識別し、メモは作業の細部を残し、実測記録は調整後に何が起きたかを示します。入力が多ければ判断も正確になるわけではありません。不確かな項目は空欄にし、分かっている目盛り、計量値、フィードバックを正確に残すことが、後で比べる価値のある記録につながります。
淹れる前は目標を入力し、淹れた後は履歴から一杯を選んでフィードバックを加えます。
実際の計時方法に合わせて時間を入力し、プレインフュージョンと圧力は別々に記録します。
味の点数で一杯を表し、WARM でテイスティング時の状態を補足します。
7. ハンドドリップ、エアロプレス、その他の抽出方法
7.1 方法を切り替えたら、まず単位を確認する
調整画面の上部では、エスプレッソ、ハンドドリップ、モカポット、コールドブリュー、フレンチプレス、エアロプレス、ドリップマシン、サイフォンを選べます。無料版はエスプレッソとハンドドリップに対応し、残りの六種類は Pro です。
方法を切り替えると、レシピ、入力項目、単位が変わります。豆とグラインダーを選んでから、粉量、抽出液重量、時間、湯温、器具の選択肢を順に確認してください。コールドブリューの時間は時間単位、ほかの方法は主に秒単位です。
抽出液重量は、どの方法でも出来上がったコーヒー液の重量です。ハンドドリップや浸漬式では、注いだ水の一部が粉に残るため、最後に得た液を量ります。総注湯量、分割注湯、攪拌も残したい場合は、メモに記入できます。
7.2 ハンドドリップ:ドリッパーとフィルターを選ぶ
ハンドドリップを選び、粉量、出来上がりの液重量、総時間、湯温を入力します。ドリッパー形状は円錐、扇形、平底から選び、フィルターは標準、速い流れ、遅い流れ、布、金属などから選べます。
バイパスには標準、低バイパス、バイパスなし、高バイパスがあり、水が粉床を通らずに流れる状態を表します。器具とろ過方法に合わせて選んでください。抽出後に加える希釈用の水は、別にメモへ残せます。
円錐ドリッパーと普段のペーパーでウォッシュトの豆を淹れるなら、まずその組み合わせを選びます。出来上がりを量り、総時間と味の感想を残してください。次に挽き目だけを変えるときは、同じドリッパー、ペーパー、注ぎ方を使うと違いを比べやすくなります。
総時間が同じ二杯でも、注ぎ方は異なることがあります。販売店のレシピを出発点にし、分割注湯、攪拌、滴下を終える判断はメモに残してください。再現するときは数値と操作の両方を参考にします。
7.3 ドリップマシン:いつものプログラムを残す
ドリップマシンを選ぶと、粉量、抽出液重量、時間、湯温、ドリッパー、フィルター、バイパス条件を入力できます。この方法として保存することで、ハンドドリップの記録と分けて見られます。
自宅のマシンに固定プログラムしかない場合は、分かる粉量、出来上がりの液重量、所要時間を先に記録し、プログラム名、設定段階、普段の操作をメモに残します。湯温の資料があれば補い、不明な項目は画面で利用できる選択肢に従って扱ってください。
毎日同じプログラムを使うなら、プログラム名と操作をそろえ、豆や目盛りを替えた結果に注目できます。ドリップマシンとして保存しておけば、その機械の普段の設定を探すときも、ハンドドリップの記録と混ざりません。
7.4 モカポット:実際のバルブ構造を選ぶ
モカポットではシングル、ダブル、トリプルバルブを選べます。自分の器具の構造に合わせてください。温度と圧力に関する条件は方法に応じて扱われ、日常は主に粉量、出来上がりの液重量、時間、味の感想を入力します。
熱源、火力、水の使い方はメモに残せます。「弱火、抽出が始まってから火から外した」など、今回と普段の違いも書いておくと、目盛りと操作を一緒に振り返れます。
モカポットの結果には熱源と加熱の過程も関わります。挽き目を比べるときは、同じポット、近い火力、同じ終了方法を使い、液重量と味を記録すると、操作の違いによる混同を減らせます。
7.5 コールドブリュー:浸漬時間は時間単位で入力する
コールドブリューは低温の入力に対応し、時間は時間単位です。12 時間浸けたなら 12 と入力します。温かいコーヒーとは製作時間が異なるため、浸漬温度、時間、ろ過後の最終液重量を合わせて確認してください。
実際に使った温度と浸漬時間を入力し、ろ過後の出来上がりの重量を記録します。この方法に適した項目が表示され、熱い器具の予熱などは折りたたまれます。
容器、ろ過方法、飲むときの水やミルクの加え方はメモに補足できます。「冷蔵庫で浸漬し、ペーパーフィルター後に小分け。飲むときに氷を追加」のように残せば、同じ豆を次に仕込むときの手順を確認できます。
7.6 フレンチプレス:毎回同じ基準で時間を測る
フレンチプレスでは、粉量、出来上がりの液重量、湯温、総時間を記録できます。時間欄は秒で、4 分なら 240 秒です。関連する浸漬時間の分表示はアプリが換算します。
いつ測り始め、いつ終えるかを決め、できるだけ毎回そろえてください。注湯開始から注ぎ出す直前までを測るなら、クラストを崩す操作、待ち時間、プレスの手順などをメモに加えます。
挽き目を比べるときは、湯温と浸漬の手順をそろえ、ボディ、明瞭さ、後味を記録します。飲んで感じた違いを、自分の言葉で書けば十分です。
7.7 エアロプレス:浸漬とプレスの手順を残す
エアロプレスでは、粉量、抽出液重量、時間、湯温、手動の圧力を入力できます。まず記録しやすい粉量、出来上がりの重量、時間を明確にし、圧力は実際に把握できる情報に応じて扱ってください。
エアロプレスは自由度が高く、通常式か倒立式か、攪拌回数、浸漬時間、押し方などをメモに残す価値があります。「通常式、軽く混ぜて浸漬し、ゆっくり押す」のような説明に、今回の目盛りと実際の総時間を添えると、次回再現しやすくなります。
画面の流量は液重量と時間から求めた、その記録区間の平均値です。エアロプレスには浸漬と手動のプレスが含まれるため、同じ計時基準で比べ、押し方も残してください。数値の違いがどの工程に対応するのかを考えやすくなります。
7.8 サイフォン:熱源と下がり方の詳細を残す
サイフォンを選び、粉量、抽出液重量、時間、湯温、味のフィードバックを入力して、その方法に対応した挽き目の提案を使います。保存した履歴もサイフォンに分類され、まとめて振り返れます。
熱源、攪拌、液が下がり終えたと判断する基準はメモに残せます。どの熱源を使い、いつ攪拌し、今回はスムーズに下がったか、といった点です。同じ豆を再び淹れるとき、条件と操作を一緒に参考にできます。
これらの方法では、それぞれのレシピと器具条件が保存されます。方法を替えたら対応する入口から記録し、後で同じ方法の履歴同士を比べてください。
ドリッパーの形状、フィルター、バイパス条件を記録すると、同じ組み合わせを再現しやすくなります。
上部で八つの抽出方法を切り替えます。コールドブリューは時間単位で入力し、ほかの方法も表示されている単位を確認してください。
8. 抽出記録:実際の条件と味の感想を保存する
8.1 新しい記録を作る入口
最も直接的なのは「抽出」画面のプラスです。おすすめ計算の直後なら、結果欄の「抽出記録を追加」で一部の内容を取り込めます。文字のメモがすでにあれば Magic Log で下書きにでき、Pro では共有レシピファイルからプレビューと編集に進むこともできます。
フォームを開いたら、上部の方法、豆、グラインダー、調整モードを確認します。エスプレッソならマシンとバスケットも確認してください。正しい情報を選ぶことで、後から当時の組み合わせを正確に見つけられます。
提案や文字から取り込んだ内容は変更できます。器具と豆、目盛り、粉量、抽出液重量、時間、最後に味の感想という、実際に淹れる順に確認すると分かりやすくなります。
8.2 今回の実際の数値を確認する
基本記録は、実際の目盛り、粉量、抽出液重量、時間です。対応する比率も表示されます。18 g の粉で 36 g の液なら 1:2 になるはずです。大きく違う場合は、数字を一桁多く入力していないか確認してください。
エスプレッソのフォームには、実測確認のスイッチがあります。グラインダー、スケール、計時結果と照合してから、今回の抽出で得た値であることを確認します。事前入力の値が実測と一致していれば、そのまま照合して確認して構いません。
圧力と感覚評価には、それぞれの入力欄があります。圧力の読み値があれば補い、味を確かめてから点数や感想を入力します。正確な製作データを残しつつ、自分のペースでメモを補えます。
8.3 抽出方法に応じて器具と条件を補足する
方法に応じて湯温、圧力、プレインフュージョン、ドリッパー、フィルター、バイパス、モカポットのバルブなどが表示されます。Pro では対応する方法について、予熱、湿度、気圧、可変速電動グラインダーの回転数、ピーク圧力やプロファイル、WARM も入力できます。
保存前に、残したい項目をもう一度確認してください。特に調整結果から記録へ進んだ場合、回転数、湿度、WARM、方法固有の選択肢は、現在の記録フォームにある内容が保存対象です。
項目は今回の試行に合わせて選べます。回転数を比べるなら実際の回転数、二種類のペーパーを比べるならろ過条件を残し、普段の一杯なら基本条件と主な味から記録します。毎回同じ量の情報を入力することより、何を試したかが後から分かることの方が役立ちます。
8.4 総合評価と味の強さを分ける
総合評価は 1–10 で、「この一杯をどれくらい好きか」を表します。評価の分類には、とてもよい、よい、酸っぱすぎる、苦すぎる、欠点ありなどがあり、短くまとめられます。酸味、苦味、甘さ、ボディ、滑らかさ、余韻の六項目は、それぞれの感じ方の強さです。
酸味が明瞭で甘さも十分あり、とても好きな一杯なら、総合評価を高くしたうえで酸味と甘さを別々に入力します。濃厚でも重苦しく感じた一杯なら、ボディと文章のメモでそれぞれ表せます。
エスプレッソの点数と評価は未選択でも保存できます。飲んでいない、またはまだ判断できないなら、分かる抽出情報だけを先に残してください。実際に味を確かめた項目だけ、自分のフィードバックを入力します。
点数は個人の比較用であり、ほかの人と同じ基準にする必要はありません。自分の基準をそろえることで履歴に比較可能性が生まれます。好き、あるいは好きでない具体的な理由は、メモに書き足せます。
8.5 文章のメモとフレーバータグを一緒に使う
メモには文章とフレーバー表の二つの方法があります。文章は「今日は粉を均すのを急いだ」「冷めると甘さがはっきりした」などの具体的な過程に、フレーバー表は感じた風味を素早く選ぶのに向いています。
フレーバー表では、ほのか、明瞭、強いから程度を選び、その後でタグをタップします。柑橘、ベリー、核果、ジャスミン、紅茶感、蜂蜜、キャラメル、カカオ、ナッツ、ジューシー、クリーミー、渋みなどがあります。選択内容は概要として表示され、変更や解除もできます。
両方を一緒に保存できます。「明瞭・柑橘」を選び、「少し冷めると甘く、後味がやや乾く」と添える使い方です。タグは分類、絞り込み、共有に、文章は過程や細部に役立ちます。フレーバー表はメモの道具であり、タグを選んだだけで推奨目盛りが直接変わるわけではありません。
8.6 保存時の警告で、まず確認すること
保存前に警告が出たら、単位、小数点、入力欄、器具の関連付けから確認してください。一般的な範囲外でも本当の結果なら、確認後に画面の案内に従って扱い、何が起きたのかをメモに残せます。
一覧には学習状態や問題の概要が表示されることがあります。器具の関連付けがない、実測値の確認が必要などと表示されたら、その記録を開いて補足します。記録の保存と個人向けの参考情報の整理には、それぞれ処理があり、案内は補うべき場所を示します。
「記録は保存されましたが、学習データの再構築に失敗しました」と出た場合は、まず一覧でその一杯があるか確認し、既存の記録を残したまま案内に従うかサポートへ連絡してください。同じ一杯を重複して作らずに済みます。
8.7 編集と削除
履歴の項目をタップして閲覧、編集し、変更後に保存します。数値や関連する器具を変えると、アプリは関連する学習データを整理し直します。進捗が表示されたら完了を待ってから続けてください。
入力ミスは直接編集できます。普段の一覧から外したい一杯は、まずアーカイブし、「アーカイブ済み」から閲覧や復元ができます。同じ一杯を二重に作り、不要と確認できた場合は、アーカイブから余分な記録を完全に削除します。完全削除の前に対象を確認し、大量に整理する前には完全バックアップを残してください。
欠点のあった一杯も、飛び散りや粉の分布の観察を添えて残せます。実際の試行の記録であり、後でレシピを比べるとき、安定した比較対象としてそのまま使えない一杯を見分ける助けにもなります。
Pro が失効すると、詳細条件を含む一部の表示可能な記録は、読み取り専用の詳細画面として残ります。元の内容は確認でき、該当する詳細項目を編集したいときは、画面の利用権に関する案内に従ってください。
保存前に、器具、実際の目盛り、粉量、抽出液重量、計時を順に確認します。
タグは検索を助け、文章は自分の表現を残します。二つを併用できます。
一覧には一杯ごとの記録と学習状態が表示されます。開いて確認や追記ができます。
8.8 コーヒーメモ:数行だけでも保存できる
おいしいコーヒーを飲んで店名と感想だけ残したいときや、自宅のアレンジドリンクのミルク比率や作る順番を残したいときは、「コーヒーメモ」を使えます。
入口は「抽出」画面右上のその他メニューです。「コーヒーメモ」を開き、日付を選び、文章を書いて保存します。写真だけでも、文章と写真を一緒にしても構いません。
アイスラテについて「今回はコーヒーが薄く感じた。次はミルクを少なめに」とだけ残したいなら、通常のメモで十分です。目盛り、計量、計時は不要です。製作条件がそろい、調整にも使いたい一杯は抽出記録として保存してください。
コーヒーメモには文章と写真を追加し、お気に入りも付けられます。
8.9 写真:豆の袋や製作過程も一つの記録に
抽出記録とコーヒーメモの両方に写真欄があります。写真ライブラリから選ぶか、その場で撮影できます。選んだ後はサムネイルを確認し、細部を見るときは大きく開きます。
袋の焙煎情報、今日のラテアート、カップの様子、アレンジドリンクの材料などを残すのに向いています。文章と写真が同じ記録にあれば、写真ライブラリだけを探すよりも見つけやすくなります。
編集時には不要な添付写真を取り除け、保存後は今回の選択が保持されます。写真はアプリ内にローカル保存され、共有時には含めるかどうかを選べます。機種変更に備えた写真付きの完全バックアップには、添付ファイルも保存されます。
無料版でも写真とメモを使えます。閲覧範囲は最近の 20 件で、Pro では全履歴を確認できます。
8.10 この一杯をもう一度淹れる:レシピを引き継ぎ、結果は新しく記録する
再び淹れたい一杯を見つけ、操作メニューの「この一杯をもう一度淹れる」をタップします。新しい下書きが開き、元の豆、グラインダー、抽出方法、目盛り、粉量、関連する器具条件が入るので、最初から入力する必要はありません。
省けるのはレシピを転記する手間であり、新しい一杯の結果は自分で記録します。前の抽出液重量と時間は参考として表示されますが、今回実際に得た液の重量と所要時間は、改めて測定して入力してください。実際の目盛り、粉量、抽出液重量、時間を確認し、新しい記録として保存します。
豆を飲み切っている、器具がアーカイブ済み、グラインダーの調整方式が変わっている場合は、豆と器具を確認する案内が出ます。今使う組み合わせを選んでから続けてください。下書きを閉じても記録は増えず、元の一杯も変更されません。
9. 探して振り返る:もう一度淹れたい一杯を見つける
9.1 三つのグループ分けを使い分ける
記録画面では、日時、抽出方法、グラインダーと抽出方法でグループ分けできます。昨日の朝のコーヒーなら日時、ハンドドリップをまとめて見るなら方法、複数のグラインダーを使うなら器具と方法で分けると探しやすくなります。
グラインダーと方法のグループでは、特定の器具をさらに選べます。フレーバータグを保存していれば、「蜂蜜」「カカオ」などの風味で記録を絞り込むこともできます。
グループ分けは探す範囲を狭めるためのものです。対象の一杯が見つかったら、豆、レシピ、メモを開き、今回使う条件と合っているかを確認してください。
9.2 古い記録を見る
無料版の履歴一覧には最新の 20 件が表示されます。記録を続けても古いデータは残ります。保存済みのデータを取り出して確認するには、設定の項目別エクスポートを利用できます。
Pro では履歴をページ単位で読み込め、一覧の「さらに読み込む」で古い一杯を表示できます。グループ分け、絞り込み、一覧の共有は、その時点で読み込まれた内容が対象です。古い記録を探すときは、先に多めに読み込んでから絞り込み結果を確認してください。
先月の特定の手挽きミルの結果を見たいなら、その時期まで読み込み、グラインダーと方法でグループ分けします。これを知っておくと、画面に最近の数杯しか表示されていない理由も分かります。
9.3 グループの概要を読む
グループ内に十分な記録があると、上部に平均評価、WARM の記録状況、記録を続ける、維持、細かくする、粗くする、準備を確認するなどの案内が表示されます。そのグループのおおまかな状況を素早く把握するために使えます。
平均評価は明示的に入力された点数だけを集計します。未評価の一杯を「標準的においしい」と見なすことはありません。好みを丁寧に比べるには、何杯か開いて具体的な評価とメモも読んでください。
WARM の記録状況は、そのグループで状態情報を入力した記録がどれくらいあるかを表します。どの一杯にテイスティング時の背景があるかを把握し、具体的なメモと一緒に読むのに役立ちます。
9.4 調整画面の最近の傾向
調整画面下部のグラフは、現在の方法と選択中のグラインダーに合う、直近最大六件の目盛りの変化を表示します。最近の評価の概要も添えられます。
最近どちらの方向へ調整したかを思い出すのに便利です。味を詳しく比べるには、各記録の豆、マシン、バスケット、レシピを確認してください。途中で豆を替えた一杯があれば、その背景とともに目盛りの変化を理解できます。
グラフが示すのは最近の目盛りの推移であり、どの調整が成功したかを直接示すものではありません。味を判断するには個々の一杯に戻り、同じ豆とレシピか確認してから、自分の点数とメモを比べます。
日時、方法、グラインダーで履歴を整理し、保存したフレーバータグでも絞り込めます。
最近の傾向は目盛りの変化を思い出す助けになります。比較時には各記録を開き、豆とレシピも確認してください。
9.5 お気に入りと文字検索で、少ない操作で見つける
気に入った記録には星を付けてお気に入りにできます。後でお気に入りの絞り込みを開けば、その一杯をすぐに見つけられます。
「また淹れたい」「友人に見せたい」「豆を替えるときに参考にしたい」といった記録に向いています。抽出の評価とは用途が異なり、点数はその一杯の出来、お気に入りは後で探すための印です。
記録画面は文字検索にも対応しています。メモに「アイスラテ」「ベリー」「週末のハンドドリップ」などを書いておくと、覚えている言葉で探せます。お気に入りを外しても、元の記録は履歴に残ります。
無料版では表示可能な最新 20 件の中でお気に入りを絞り込みます。古い記録の星も保持され、Pro にするとすべてのお気に入りを確認できます。
9.6 二杯を比較する:変化を同じ画面に並べる
抽出画面で「二杯を比較」を開き、現在表示できる記録から二つ選ぶと、一杯 A と一杯 B が並びます。豆、グラインダー、マシン、バスケット、目盛り、粉量、抽出液重量、時間、温度、評価、味、メモを項目ごとに比較できます。
同じ豆で続けて淹れた二杯を比べるのに向いています。一目盛り細かくしたら何秒長くなり、甘さと苦味がどう変わったかを確認できます。対象は選び直せ、元の記録は変わりません。
異なるグラインダーや、調整モード、キャリブレーション条件が違う器具の目盛りは、比較できる差としてそのまま計算されません。エスプレッソの計時基準が異なる場合も、時間を直接比べられないことが示されます。まず本当に比較可能な変化を見つけられます。
二杯に違いがあっても、その原因が分かるとは限りません。豆、バスケット、粉量を同時に替えたなら、比較画面で変更点は確認できても、二件だけでどの要因が効いたかは判断できません。一つの条件を試すときは、ほかの主な条件をできるだけそろえて、流れと味を見てください。
10. レシピの共有と Magic Log
10.1 一杯の記録を友人に送る
記録を長押ししてメニューから共有を選ぶと、整理した文章をシステムの共有シートに渡せます。WeChat、メモ、その他のアプリを選び、送信先を指定して送ります。
文章は具体的な条件を伝えるのに便利です。友人に今日のハンドドリップの淹れ方を聞かれたら、記録を共有し、注ぎ方を一言添えられます。送る前に器具名と私的なメモを見て、どの内容を一緒に共有するか確認してください。
記録画面のツールバーからは、現在読み込まれ、絞り込み条件に合う履歴を文章で共有できます。ボタンには件数が表示されます。最近数杯の調整過程を伝えたいときは、グループとフィルターを選んでから、想定どおりの件数か確かめます。
10.2 画像カードとレシピファイルの使い分け
Pro では、記録メニューから画像カードを作るか、レシピの JSON ファイルを共有できます。画像は会話や紹介に向き、目盛り、レシピ、器具、評価、風味が一目で分かります。ファイルは相手がアプリに取り込み、条件を詳しく確認するのに向いています。
画像カードは見せるため、レシピファイルは閲覧や編集を続けられる構造化データを交換するためのものです。どちらも一杯単位であり、個人データ全体のバックアップではありません。機種変更や完全な復元には第 11 章のバックアップを使います。
カードにマイクロメートルの値が表示される場合、それは器具プロフィールの移動量を換算した値です。実際に再び淹れるときは、自分のグラインダーの目盛りと調整方式を主な基準にしてください。
10.3 友人のレシピを受け取ったら
Pro では、記録画面からレシピファイルをインポートするか、対応するレシピファイルを開けます。まずプレビューで条件、出所、器具の対応、キャリブレーションの案内を確認し、編集に進んで自分の器具と豆を選びます。
粉量、抽出液重量、時間は目標の参考にできますが、挽き目の数字は器具に応じて理解する必要があります。グラインダーごとに単位、調整幅、範囲が異なり、同じ機種でもゼロ点が違うことがあります。試す前に器具の対応とキャリブレーションの案内を確認し、自分の試す位置を決めてください。
取り込んだレシピは参考として使います。実際に淹れた後は、自分が測った粉量、抽出液重量、時間、味を記録に入力し、確認して保存します。友人の経験と自分の結果、それぞれの出所が明確になります。
10.4 Magic Log:書いてある文章を下書きにする
「抽出」画面のツールバーで Magic Log を開き、文章を入力または貼り付け、確定して記録フォームで確認します。項目名と単位を明確に書くと、情報のそろった下書きになりやすくなります。たとえば次のような書き方です。
エスプレッソ、粉量 18g、抽出液重量 36g、時間 28 秒、温度 93 度、挽き目 5.5。
これは入力形式の例です。実際の内容は自分の一杯に置き換えてください。Magic Log は、対応する抽出方法、目盛り、粉量、抽出液重量、時間、温度、圧力などを端末内で解析します。画面には出所や解析に関する案内が出る場合もあります。
フォームに入ったら数字と単位を確認し、器具と豆を選び、足りない項目を補って保存します。文章で曖昧だった箇所は、この段階で直接直せます。
無料版でも通常の文章解析を使えます。共有レシピの解析と取り込みは、引き続き Pro のレシピインポート機能として扱われます。Magic Log は既存の文章を確認可能な下書きにする機能です。最終的に採用される器具、条件、フィードバックは、保存時のフォームの内容によります。
記録メニューから文章や画像を共有できます。画像はレシピのやり取りに便利で、マイクロメートル値は器具の移動量から換算されています。
ファイルや文章から下書きを作った後、器具、単位、実際の条件を確認して保存してください。
11. 設定、データのエクスポート、復元
11.1 よく使う方法を既定にする
「設定 → 挽き目のおすすめ」で、既定の抽出方法、前回のワークベンチの状態を記憶するか、マシンのプロフィールの既定値を使うかを選べます。
毎日主にエスプレッソを淹れるなら、それを既定にし、必要に応じて状態の記憶を有効にします。器具をよく替える場合は、開くたびに方法、器具、条件を確認するとよいでしょう。既定の方法は現在の利用権で使える選択肢から選びます。
「前回の状態を記憶」は、次にワークベンチをどの状態で開くかを決めるもので、履歴データを管理する機能ではありません。オフにしても保存済みの一杯は残ります。器具をよく替えるなら、自分の使い方に合わせて選んでください。
11.2 項目別エクスポート:自分で整理して見る
設定のデータ欄から、抽出記録、コーヒー豆、グラインダーをそれぞれ JSON と CSV でエクスポートし、システムの共有シートから好きな場所に保存できます。無料版でも利用できます。
CSV は表計算ソフトでの閲覧や整理に、JSON は構造化情報の保持に向いています。記録のエクスポートは保存済みデータを読み取るため、全体の情報を確認できます。一方、記録画面の「読み込んだ履歴を共有」は、現在の一覧で選ばれた内容のやり取りに向いています。
一定期間の抽出メモをパソコンで見返すなら、設定から記録の CSV を書き出し、分かりやすいフォルダーに保存します。後でアプリに復元するには、次に説明する完全バックアップの JSON を使ってください。自分で編集した通常の表は、個人の整理用として扱います。
11.3 完全バックアップ:機種変更と復元のためのファイルを残す
「設定 → データ」の「すべてのデータをエクスポート」で完全バックアップを保存できます。無料版でもエクスポートできます。復元のためのインポートは Pro です。機種変更や大量の整理の前に、現在のデータを一度保存してください。
完全バックアップには、抽出記録、コーヒーメモ、豆、グラインダー、マシン、バスケット、スクリーンのプロフィールが含まれます。器具の構成、メンテナンスとキャリブレーションの段階、情報訂正、アーカイブ、お気に入りも保持されます。コーヒーカレンダー、睡眠、その日の確認、ミルクの製品と購入ロット、一本ごとの状態と使用量、対応する言語や外観などの設定も保存します。
写真がなければ、完全バックアップは JSON ファイルです。写真がある場合は、記録と写真をまとめた .yanmorebackup バックアップパッケージになります。復元には完全なファイルまたはパッケージを選び、一部分だけ取り出して使わないでください。
エクスポート後は、システムの共有シートで保存先を選ぶ必要があります。画面を閉じる前に、そのフォルダーに実際にファイルがあり、どの時点のバックアップか分かることを確認してください。機種変更時に選べる復元ファイルを確実に残せます。
バックアップには私的なメモ、器具名、購入情報が含まれる場合があります。自分で適切に保管してください。人とレシピを交換するだけなら、一杯単位の共有の方が簡潔です。
11.4 完全バックアップから復元する
Pro ではデータ欄で完全バックアップのインポートを選び、このアプリが出力した完全な JSON または .yanmorebackup を指定して、解析と復元が終わるまで待ちます。成功したら豆、器具、抽出記録、カレンダー、ミルク管理を開き、必要な内容を確認します。
復元ではデータを統合し、内部 ID が同じ項目を更新します。古いバックアップを復元する前に、現在の完全バックアップをエクスポートしてください。古いファイルにある同じ記録の内容が以前の状態でも、最新の情報を復元する手段が残ります。
現在ある項目のうち、バックアップに含まれないものは通常保持されます。復元後は学習データが再構築され、ファイルが対応する設定も復元されます。処理が完了するまで待ってから、編集や計算を再開してください。
形式、バージョン、内容のエラーが出た場合は、元ファイルとメッセージを残し、完全バックアップを選んだか確認してサポートへ連絡します。原因を確認するまでは端末上の現存データを保持してください。バックアップと現在の記録を比較し、復元方法を選ぶ材料になります。
11.5 グラインダーの CSV インポート
Pro のグラインダー CSV インポートは、対応形式の器具情報をプロフィールへ取り込むための機能です。ファイルを用意するときは、アプリが出力したグラインダー CSV を基にし、見出しと項目構造を保ってください。
データ欄で対応するインポートを選び、ファイルを指定します。完了したら「マイグラインダー」で名前、調整方式、目盛り範囲、回転数を確認します。足りない仕様を編集し、確認を済ませてからおすすめ計算に使ってください。
一、二台だけなら、画面から直接登録する方が分かりやすいこともあります。アプリの形式に合った器具ファイルがすでにある場合に、インポートが役立ちます。
11.6 データの読み込みに異常があるとき
一部のローカルデータで読み込み異常が起きると、設定に追加のデータ復旧項目が表示される場合があります。元データのエクスポート、再読み込み、確認後に対象カテゴリをリセットする操作が用意されます。正常時には表示されないことがあります。
表示されたら、先に元データをエクスポートし、その後で再読み込みを試してください。リセットは該当カテゴリのデータに影響します。バックアップを済ませ、注意事項を読んでから判断してください。元ファイルとエラー情報は、サポートの確認にも役立ちます。
起動直後、メイン画面に入る前にデータが利用できないと出た場合は、その画面の再試行を使います。それでも失敗するならメッセージを残してサポートへ連絡してください。アプリとローカルデータは保持し、アンインストールや消去によって復旧材料を失わないようにします。
11.7 プライバシーとデータの保存先
「プライバシーとデータ」には、ローカル保存と共有方法の説明があり、公開プライバシーポリシーとサポートページを開けます。主要な記録と提案は端末内で処理され、記録機能はアカウント登録なしで使えます。
エクスポート先と共有先のアプリは自分で選びます。共有前に私的なメモを確認し、重要な情報は定期的にバックアップしてください。機種変更や再インストールの前には、バックアップファイルを保存できているか確認します。
購入した利用権と個人データは別々に復元します。有効な購入は Apple が同期し、豆、抽出、ミルクなどのデータは自分のバックアップから戻します。「購入を復元」だけではコーヒーの記録は戻りません。
11.8 言語と外観
設定で選べる言語は、簡体字中国語、繁体字中国語、英語、日本語、韓国語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語です。編集中の内容を保存してから言語を切り替えてください。画面が更新されます。
外観はシステムに合わせる、ライト、ダーク、低照度ガラスモードから選べます。昼は明るく、夜は暗くなど、読みやすさに合わせて設定してください。履歴とおすすめ計算はそのまま保たれます。
11.9 バージョンの確認とサポートへの連絡
「設定 → このアプリについて」に現在のバージョンとビルド番号が表示されます。不具合を伝えるときは、この二つ、使用端末、問題が起きる前の操作、必要なスクリーンショットを添えると、状況を確認しやすくなります。
サポートのメールアドレスは Liao_Chenyan@yeah.net です。この画面からメールアプリを開くか、アドレスをコピーできます。
まず問題の説明と必要な画像を送り、私的なメモや購入情報が映る部分は隠してください。購入に関する問題では画面の診断コードを添えられますが、Apple のパスワードや完全な決済情報を提供する必要はありません。
普段の抽出方法を選び、状態の記憶とマシンの温度・圧力の既定値を使い方に合わせて設定します。
項目別エクスポートは整理に、完全バックアップは復元に使います。古いファイルを復元する前に、現在のバックアップを残してください。
言語と外観は好みに合わせて選べます。バージョンと連絡先は「このアプリについて」にあります。
12. 無料版と Pro:自分の使い方に合わせて選ぶ
12.1 グラインダー一台なら無料版から始められる
無料版は使用中のグラインダー一台に対応し、カタログ登録とカスタム登録、手動と電動の両方を使え、その器具を編集できます。使用中の豆は二袋まで登録でき、エスプレッソとハンドドリップの基本的な提案、抽出記録、マシンのプロフィールを利用できます。
抽出とコーヒーメモの一覧には最新 20 件を表示し、表示可能な記録で写真、お気に入り、文字検索を使えます。「この一杯をもう一度淹れる」と「二杯を比較」も、現在表示でき、現在の利用権で扱える記録と条件を使います。通常の文章共有、Magic Log の通常の文章解析、項目別エクスポート、完全バックアップのエクスポートも利用できます。
無料版のエスプレッソは標準ダブルバスケットを使用します。コーヒーカレンダー、手動の飲用記録、任意の睡眠記録、ミルク管理も利用でき、独立した成分計算機と完全バックアップの復元は Pro です。
日常的に一台のグラインダーと一、二袋の豆を使うなら、これらの無料機能で基本的な調整と記録ができます。コーヒー器具を持っていなくても、購入した飲み物だけを記録したり、自宅のミルクを管理したりできます。カレンダーとミルク管理のために、先にグラインダーを登録する必要はありません。
12.2 Pro が向いている使い方
複数のグラインダーや豆を使い分ける、または全履歴を見たい場合は Pro を利用できます。より多くの使用中の器具と豆、全履歴のページ読み込みに加え、モカポット、コールドブリュー、フレンチプレス、エアロプレス、ドリップマシン、サイフォンの六種類が使えます。
Pro には、バスケットライブラリと詳細構成、パック用ペーパーとスクリーン、特殊精製と数値焙煎情報、一杯ごとの詳細条件、画像カードとレシピファイルの共有、レシピの取り込み、完全バックアップの復元、グラインダー CSV の取り込み、全カタログ閲覧もあります。器具のメンテナンスと過去の情報訂正にも対応する入口があります。成分計算機はカレンダーから開き、カフェインとカフェストールの概算と記録に使います。ミルクのたんぱく質、脂質、乳糖区分、乳糖分解情報の編集は Pro ですが、在庫、使用量、費用、リマインダーは引き続き無料です。
Pro が必要かどうかは、管理したい数と条件によります。複数のバスケットなら構成を別々に保存し、可変速グラインダーを比較するなら一杯ごとの実際の回転数を記録します。取り込み可能なレシピの交換や完全バックアップの復元には、対応するファイル機能を使います。どの抽出方法でも、その方法の項目と単位に従って入力してください。
12.3 購入プランを確認する
「設定 → Pro」で、月額、年額のサブスクリプションと買い切りを確認できます。月額と年額はそれぞれの周期で自動更新され、買い切りは一度の購入です。実際の価格は Apple アカウントの地域、画面表示、システムの購入確認画面に従います。
プランを選び、Apple の購入手順で確認します。すでに Pro と表示されている場合、購入行は無効になります。既存のサブスクリプションは「サブスクリプションを管理」から扱います。
商品が読み込まれない場合は、ネットワークを確認して再読み込みできます。保留状態なら Apple の処理結果を待ち、その後でアプリ内の利用権を確認してください。
12.4 購入の復元とサブスクリプション管理
購入済みなのに Pro が表示されない場合は、元の購入に使った Apple アカウントで「購入を復元」をタップします。アプリが同期して有効な利用権を確認し直し、結果を表示します。異常があれば、バージョンと画面の診断コードをサポートに伝えられます。
「サブスクリプションを管理」は Apple の管理画面を開きます。システムの案内に従って更新を管理してください。Pro が失効しても記録は保持され、画面は無料版の数量・機能制限に戻ります。一部の詳細記録は、表示可能な範囲で読み取り専用として確認できます。
機種変更では二つの復元を別々に行います。有効な利用権は「購入を復元」、豆、器具、抽出記録はデータ欄から自分の完全バックアップをインポートして戻します。Pro を復元しても、以前の端末のコーヒーデータが自動で移るわけではありません。
Pro 画面で機能を確認し、購入の復元とサブスクリプション管理ができます。図はテスト用の利用権を使っています。実際の商品と価格は Apple の画面を確認してください。
13. コーヒーカレンダー:実際に飲んだ一杯を記録する
13.1 淹れた記録と飲んだ記録を分けて残す
下部の「カレンダー」を開き、日付をタップするとその日のタイムラインを確認できます。左右に切り替えると月が変わります。新しい抽出記録を保存すると、その一杯がカレンダーに追加され、「コーヒーカレンダーに追加しました」と表示されます。
一杯淹れたことは、自分が一杯飲んだことと同じではありません。抽出記録は製作過程を、カレンダーは実際の飲用を残します。自分で飲んだなら時刻と分量を確認し、友人のために淹れた場合や、試し挽き後に捨てた場合は、通知の 「飲用への追加を取り消す」 を選びます。製作記録は抽出履歴に残ります。後からカレンダーの飲用だけを削除しても、元のレシピに影響しません。
既存の抽出記録を編集しても、もう一杯追加されることはありません。文章と写真だけのコーヒーメモも、自動では飲用に計上されません。以前保存し、まだカレンダーに入っていない抽出は、詳細から手動で記録できます。すでに入っている一杯は、既存のカレンダー項目を開いて編集します。
13.2 購入したコーヒーは、そのまま一杯として記録する
カレンダーの「一杯を直接記録」をタップし、飲み物の名前と実際に飲んだ時刻を入力します。店、味、満足度、メモ、写真は必要に応じて補えます。店で買ったアイスラテを残すのに、マシン登録や店の挽き目の推測は不要です。
ミルクの種類は乳製品、オーツ、豆類、その他の植物性飲料、ミルクなし、不明から選び、おおよその追加量を mL で入力できます。任意の 1–5 つ星の満足度は個人の好みを表し、写真、店名、メモで飲み物の状況を補います。製作条件がなくても、飲んだ経験を十分に残せます。
販売店やパッケージにカフェインの mg 数があれば、「既知のカフェイン量」に入力し、出所と対応する分量も明記します。一本当たり、100 mL 当たり、一杯当たりのどれかを先に確認してください。含有量が不明でも飲用は保存でき、数値は不明のままで構いません。一杯記録するためにカフェイン量を推測する必要はありません。
購入したコーヒーは時刻と感想から直接記録し、ミルク、店、満足度、写真を必要に応じて補えます。
13.3 一壺を分けて飲んだら、自分の分量を選ぶ
抽出や計算結果から日記へ追加する際は、全量、二分の一、三分の一、四分の一から選びます。一壺を二人で分けたなら、自分が実際に飲んだ割合を記録してください。
分量は元のコーヒー全体を基準にします。抽出全体の成分参考値があり、半分飲んだなら、日記には二分の一に対応する量を残します。後で加えたミルクはミルク情報に別記し、コーヒーの飲用割合は変えません。一壺分の記録で案内が出たら、実際に飲んだ部分を確認してから保存します。
13.4 お茶やエナジードリンクは、タイムラインに別に記録する
「その他のカフェイン源を記録」から、コーヒー以外の関連する飲み物の名前、時刻、既知のカフェイン量、出所を入力できます。カレンダーでは別集計となり、コーヒーの杯数には数えません。
午後にお茶を飲み、夜にカフェイン量の表示がある缶飲料を飲んだなら、それぞれ記録できます。既知の数値は自分で入力したラベルや測定資料に由来します。明確な量がなくても記録でき、その日の概要には不明な項目として残ります。
13.5 飲まなかった日、記録し忘れた日、記録済みの日を区別する
空白の日は飲まなかったのでしょうか、それとも記録を忘れたのでしょうか。空欄だけでは分からないため、「この日はコーヒーを飲んでいないと確認」「関連する摂取がなかったと確認」「この日の関連する摂取はすべて記録済みと確認」などの選択肢があります。実際の状況を確認しておけば、傾向を見るときに推測せずに済みます。後から一杯を思い出した場合は、追記して確認状態を調整できます。
その日の概要は、記録済みの杯数と、利用できるカフェイン、カフェストールの参考値を別々に集計します。含有量不明の一杯はゼロとして扱わず、何が未集計かを表示します。そのため数値は、その日の既知の部分だけで、全摂取量ではない場合があります。週・月の傾向と最後の一杯の時刻は、記録に残る飲み方のリズムを振り返るためのものです。
日付、その日の確認、記録の傾向を一緒に見られます。含有量不明の一杯は別途表示されます。
13.6 飲用記録の編集と削除
その日のタイムラインの項目をタップし、情報や飲用時刻を修正できます。既存記録の編集画面には削除の入口もあります。抽出記録から関連付けた飲用だけを削除しても、元の抽出は残り、後で再び淹れる参考にできます。
写真、味、満足度はその飲用日記の情報です。当時の粉量や抽出時間を直したい場合は、対応する抽出記録を編集してください。製作と飲用の細部は、それぞれの入口で保持されます。
すでにカレンダーにある一杯を抽出詳細や計算機から開くと、「カレンダー記録を表示/編集」が表示されます。新しい推定値を採用したい場合は「カレンダーの成分推定を更新」を選び、確認して保存します。閲覧、キャンセル、モデルのバージョン更新だけで過去の日記の結果が自動置換されることはなく、そのとき使った情報を残せます。
14. 成分計算機:カフェインとカフェストールの推定
14.1 カレンダーから開き、適切な入力方法を選ぶ
Pro ではカレンダーから「独立した成分計算機」を開けます。エスプレッソ、ハンドドリップ、モカポット、フレンチプレス、コールドブリュー、エアロプレス、ドリップマシン、サイフォンについて、それぞれの方法で入力できます。まず方法、ろ過経路、豆種、焙煎度、カフェイン除去の状態を選び、乾いたコーヒー粉の量と実際に得た抽出液重量を入力します。注湯量や時間などが分かれば補足します。
ラテを作った場合、液重量はカップ全体でしょうか、それとも中のエスプレッソでしょうか。ここに入れるのは抽出して実際に得たコーヒー液です。40 g のエスプレッソに後から水やミルクを加えても、入力は元の 40 g です。総注湯量は別の欄があります。ミルク、氷、後から足す水を含めないことで、その抽出に対応した計算になります。
粉量か液重量の片方がない場合は、方法ごとの既定比率から補い、仮定を表示します。両方を実測していれば、その分だけ既定条件への依存を減らせます。購入したコーヒーで「M サイズ」「ダブル」などしか分からない場合は、先に飲用を記録し、販売店の含有量情報があれば出所と分量を添えて入力してください。
成分計算機の参考画面です。実際の抽出条件を入力してください。デモの数値は、あなたのコーヒーを測定した結果ではありません。
14.2 抽出履歴からレシピを取り込む
「抽出記録を選択」から履歴の一杯を選ぶと、抽出方法、粉量、実際の液重量、関連する豆とろ過情報を取り込めます。先週のハンドドリップや、お気に入りのエスプレッソを計算するときに数値を写し直さずに済みます。
選んだ後は入力を確認し、「全量を推定」をタップします。履歴から取り込む操作はその一杯の計算だけであり、新しい抽出記録や追加の飲用を作りません。入力を変えた場合は、計算し直して新しい条件に対応する結果を出してください。
「文献の参考レシピを入力」は対応する参考条件を見るためのもので、自動的に自分のコーヒーを表すわけではありません。手元の一杯を計算するには、実際の値に置き換えて再推定します。「リセット」は現在の下書きを消去します。
14.3 カフェイン:数値と根拠を一緒に見る
「エスプレッソ」「大きいカップ」といった名前だけでは、カフェイン量は分かりません。成分計算機は入力条件から概算し、仮定に基づく範囲、根拠、限界を併記します。おおよその量の規模を知るためのもので、その豆や飲み物の測定に代わりません。実際のロットや抽出の違いにより、真の含有量が推定から外れることがあります。
豆種、カフェイン除去、ろ過情報が足りない場合は、採用した既定条件が示されます。焙煎ラベルと温度も保存できますが、現在のモデルは、焙煎の各段階や各温度をすべて厳密な含有量補正に変換するものではありません。情報がそろうと計算条件を説明しやすくなりますが、含有量を測定したことにはなりません。
「仮定に基づく範囲」は統計的な信頼区間ではなく、実際の量が必ずその中に入ることも保証しません。カレンダーの集計もこれらの概算に基づき、個人の安全な摂取量を判断するためには使えません。その飲み物について販売店の表示や測定値がある場合は、出所の説明も一緒に記録してください。
デモ結果はモデルによる概算であり、飲み物の実測含有量でも、個人向けの摂取アドバイスでもありません。
14.4 ペーパー、スクリーン、デカフェは実際の条件を選ぶ
エスプレッソでは追加のろ材なし、下部ペーパー、上部ペーパー、金属スクリーン、それらの組み合わせを区別できます。ハンドドリップなどは実際のろ過経路を選びます。ペーパー、金属、布の設定は、特にカフェストールの概算に影響します。
エスプレッソの下部ペーパーは抽出液が出る側、上部のペーパーやスクリーンは粉の上にあり、位置と用途が異なります。各項目を正しく選んでください。計算機の下部ペーパーの扱いは、まだ直接校正されていない近似です。結果から「この紙が何 % 除去した」と読み取ったり、健康上の利益を保証したりすることはできません。
デカフェ豆は除去済みを選び、分かる工程を入力します。モデルは低いカフェイン量を概算しますが、工程名だけでその一杯の残留 mg 数は確定しません。「除去済み」はカフェインが完全にゼロという意味でもありません。具体的な測定や表示がある場合は、対応する分量と一緒に記録してください。
14.5 カフェストールには独立した結果と注意事項がある
結果欄にはカフェインとカフェストールを分けて表示し、それぞれに概算と仮定に基づく範囲があります。豆、抽出、ろ過条件が両者に与える影響は同じではありません。
豆のロットや方法によって、カフェストールの概算には依然として大きな誤差があり、表示範囲が広い場合もあります。保存時にはろ過方法、入力条件、根拠も残して、後から数字の成り立ちを確認できるようにしてください。近い二つの概算だけで、どちらがより「健康的」かは判断できません。
14.6 日記に追加する、結果を共有する
まだカレンダーにない一杯は「日記に追加」をタップし、実際の飲用時刻と分量を確認して保存します。すでに記録した履歴の一杯では「カレンダー記録を表示/編集」が表示され、概算を置き換えるには「カレンダーの成分推定を更新」を選んで確認、保存します。
計算機と飲用記録は別に保存されます。計算、閲覧、キャンセルだけでは飲用は増えず、過去の推定も上書きされません。一壺を二人で分けたなら、全量を推定してから自分の実際の割合で記録できます。
「結果を共有」は、数値、出所、限界をまとめてシステムの共有シートに渡します。友人と話すときは粉量、液重量、方法、ろ過条件も添えると、数字の根拠が伝わりやすくなります。計算機は、根拠のある参考情報を記録、比較するためのもので、個人の安全な摂取量や医学的判断を提供しません。
15. 睡眠記録:その日のコーヒーと一緒に振り返る
15.1 その夜の睡眠を関連付けるか選ぶ
カレンダーの「睡眠を関連付ける」は、使い方に合わせて選べます。オンにすると日付の下にその夜の睡眠が表示されます。オフでも飲用記録とコーヒーの傾向は独立して利用できます。
最後の一杯の時刻、その夜の睡眠、朝の感覚を同じ日付の下に並べ、自分で振り返るための機能です。毎晩すべての項目を埋める必要はありません。分かる時刻や感覚を先に保存し、思い出せない部分は不明にできます。
15.2 入眠、起床、朝の感覚を別々に入力する
「その夜の睡眠を記録」をタップし、まず眠ろうとした時刻を選びます。寝付いたおおよその時刻が分かれば、その項目を有効にして入力します。起床時刻も残したければ有効にしてください。思い出せない時刻は不明のままにします。
朝のフィードバックには、主観的な睡眠の質、回復感、ストレスや昼寝などの背景を入力できます。夜間に日付をまたぐ場合は、各時刻の日付が正しいか確認して保存します。既存の項目は編集、削除できます。
眠ろうとした時刻、推定入眠時刻、起床時刻、朝の感覚を別々に保存します。分かる範囲で入力してください。
15.3 記録をどう読むか
カレンダーには、確認が完了し、利用可能な睡眠結果がある日数が表示されます。杯数や日数が少ない場合は、比較可能な記録がまだ十分でないことが示されます。情報が増えてきたら、日ごとのタイムラインとメモを振り返ることもできます。
遅い時間にコーヒーを飲んだ日に寝るのも遅かったとして、それはコーヒーの影響でしょうか。注目する価値はありますが、二つが同じ日に起きただけでは原因は分かりません。仕事のストレス、昼寝、生活リズムの変化も関わるため、一緒にメモできます。この機能は個人的な観察を整理するもので、睡眠の問題を診断したり健康上の結論を出したりするためには使いません。
16. 日常での使い方の例
16.1 新しい豆を開ける朝
新しい豆を買ったら、豆のライブラリにプロフィールを作り、袋の名前、焙煎日、精製方法を入力します。袋を開けた日に開封日も残し、販売店の参考レシピがあれば対応する欄に保存します。
最初の一杯の前に調整画面でその豆、手元のグラインダー、抽出方法を選び、取り込まれたレシピを確認して提案を計算します。淹れ終わったら実際の結果を保存します。28 秒で 36 g の予定が 31 秒で 37 g になったなら、後者を残してください。
一口飲んで「甘さはよいが、後味が少し乾く」のように、最も気になる感想を書きます。次に淹れるときはその一杯をフィードバック調整で選び、提案を参考に少しずつ試します。一杯目と二杯目を別に記録することで、変化が分かりやすくなります。
16.2 忙しい平日は、四つの数字と一言を残す
朝に時間がなければ、実際の目盛り、粉量、抽出液重量、時間を入力し、「今日は飲みやすく、ミルクに合う」などと一言添えます。すでに文章があれば Magic Log で下書きにし、器具と単位を確認して保存します。
後から開いて点数やフレーバータグを加えられます。忘れやすい実測値を先に残し、飲んだ感想は当時の印象に沿って補ってください。まだ判断していない項目は未入力にします。
16.3 週末に、もっと好みの一杯を目指す
まず同じ豆と器具の最近の記録を探し、どれが好みだったかを見ます。今日は粉量、目標液重量、器具をそろえ、挽き目だけを一つ変えて試し、実際の時間と味を残します。
飛び散りや粉の分布の問題があったなら、そのままメモに書き、次は準備を整えることから始めます。結果が気に入ったら条件をそろえて残し、記録を長押ししてカードを友人に送ることもできます。
好きな一杯を再び淹れるには「この一杯をもう一度淹れる」でレシピを取り込み、淹れた後は「二杯を比較」で実際の変更点を見ます。保存時にカレンダーも確認し、試し淹れや友人の分は飲用への追加を取り消せます。
16.4 一袋飲み切った後
飲み切った豆は「飲み切り」にして、次に開ける豆のために一覧を整理します。買い直したくなったら星評価と過去の記録を見て、ハンドドリップとエスプレッソのどちらが好きだったか、よく使った粉量や目盛りを確認できます。
機種変更の前には完全バックアップを忘れずにエクスポートしてください。同じ豆をまた買ったとき、元のプロフィールとレシピを探し、新しいロットの違いを見られます。
16.5 ラテ一杯で、コーヒーとミルクを続けて記録する
エスプレッソの抽出記録を保存したら、ミルク管理で今日使った一本を選び、取り出した量とカップに加えた量を入力して、該当する一杯に関連付けます。カレンダーに戻って実際の飲用時刻と分量を確認し、写真と味の一言も残せます。
後で再現するときはコーヒーのレシピを取り込み、当時関連付けたミルクの種類と量を確認できます。エスプレッソの液重量、容器から取り出した量、カップに加えたミルク量を別々に保持するので、コーヒーレシピの変化とミルク比率の変化を区別できます。
17. ミルク管理:ケース購入から最後のラテまで
17.1 製品を登録してから、今回の購入量を入力する
同じ牛乳でも、前のケースが残っているうちに次のケースを買うことがあります。製品は同じでも、パッケージの日付、購入日、開封状況は異なります。ミルク管理では、まず製品を登録し、その後で購入ごとのロットを残します。下部の「ミルク管理」で「製品を追加」をタップし、名前、ブランド、ミルクの種類、加工方法、メモを入力します。要冷蔵の牛乳、常温保存の牛乳、オーツ飲料は別々に登録し、パッケージの保存上の注意もここに残せます。
次に「購入ロットを追加」で製品を選び、ケース数、一ケースの本数、一本の容量、購入日、ロット番号を入力します。製造日、日付表示の原文、価格、通貨、購入先などは必要に応じて補足します。
1,000 mL 入りを 12 本、一ケース買ったなら、一ケース、一ケース当たり 12 本、一本 1,000 mL と入力します。同じ製品を後日もう一ケース買ったら、別の購入ロットにすることで、日付表示と一本ごとの状態が混ざりません。
Demo Milk は架空のデモ製品です。日本語の購入ロット画面では一本または複数本の使い切りをまとめて登録でき、費用と購入情報は必要に応じて展開できます。
17.2 パッケージの日付と開封後の注意を分けて残す
日付を入力するときは、消費期限、賞味期限、不明を区別し、表示の原文も残せます。開封後の保存上の注意と推奨時間には別の欄があります。
未開封の期限と開封後の注意は、異なる状態に対する情報なので別々に保存します。「開封後は冷蔵し、何日以内に使用」とあれば原文に従い、日付や条件が書かれていなければ不明にします。一本の状態を見るとき、元の表示と開封後の経過時間を合わせて確認できます。
17.3 一本開けたら、時刻と保存状態を記録する
購入ロットから実際に開けた一本を選び、開封時刻、残量、継続して冷蔵していたかを入力します。正確な時刻を思い出せなければ推定と明記でき、保存状態不明や冷蔵中断の選択肢もあります。
ケース内の一本を開けても変わるのはその一本だけで、ほかは未開封のままです。「冷蔵庫のこれはいつ開けたか」を調べるには、開封時刻と残量を確認します。冷蔵の経過を思い出せなければ、ずっと冷蔵していたことにせず、不明と正直に残してください。
17.4 取り出した量と、カップに入れた量
ミルク入りコーヒーを作るときは、その一本の使用量入力で「コーヒー」を選び、容器から取り出した量と、実際にカップへ加えた量を入力します。既存の抽出記録や飲用記録に関連付け、メモを添えることもできます。
在庫は「取り出した量」で減ります。1,000 mL 入りから 250 mL を取り出し、200 mL だけコーヒーに入れたなら、記録後の残量は 750 mL です。スチーム後に余った分もすでに元の容器から出ているため、在庫を 800 mL としてはいけません。
そのまま飲む、料理に使う、廃棄やロスは、それぞれ対応する種類を選び、日時と取り出した量を入力します。測っていなければ推定と記せます。使用量は保存後に在庫へ反映され、未保存のフォームをキャンセルしても減りません。
2.2.1 では大きなパックも mL 単位で分けて使用を登録できます。最初に使うときに開封時刻も記録しておけば、同じパックから次に取り出すときは再入力不要です。「残りを使い切る」は、その一本の現在の残量を登録します。カップに加えた量や関連する一杯などの補足情報は必要に応じて展開でき、毎回すべて入力する必要はありません。
ここには容器から取り出した量を記録します。コーヒーカップに入った量は別に入力できるので、混同しないでください。
17.5 残量の間違いは在庫補正で直す
一本の残量が合わないときは「在庫補正」を選び、現在残っている量を入力します。補正は現在の在庫量を書き込むもので、飲用をもう一回記録する操作ではありません。
画面では残り 700 mL でも、確認すると 800 mL あるなら、補正値は 800 mL です。差の 100 mL ではありません。一本ごとに使用履歴が残るので、ずれの原因を探すときは、過去の取り出しや補正を確認してください。
17.6 使い切り、廃棄、アーカイブ
ミルク管理は、すべて、未開封、開封済み、使い切り、廃棄で絞り込め、製品名やロット番号でも検索できます。一本使い切ったら状態を確認し、残りを使わないと決めた場合は廃棄にできます。
使い切りと廃棄は一本の最終状態、アーカイブは購入ロットを一覧からしまうための操作です。アーカイブ後も元の本数、状態、使用量は残り、戻して閲覧できます。現在の在庫と過去の購入を分けて整理できます。
17.7 ローカル通知で時間を思い出す
ミルク管理上部の「ローカル通知」をオンにし、システムの案内に従って許可します。通知は記録した開封時刻と保存条件を参考にします。許可していない場合は、アプリ内で確認してください。
通知は食品の安全性を判定するものではありません。記録の日付、説明、条件を基に確認を促すだけで、微生物の検出や実際の品質判断はできません。通知時刻より前でも安全とは限りません。冷蔵の中断、条件不明、製品の異常がある場合は、パッケージの注意と実際の状態に従って対処してください。
ミルク管理は独立して使え、先に Pro にする必要はありません。製品、購入ロット、一本ごとの状態と使用量は完全バックアップに含まれます。端末を替えた場合の通知許可は、新しい端末のシステム設定に従います。
17.8 小さい容器を丸ごと使ったら、複数本を一度に登録する
購入ロットで「1 本使い切る」をタップし、確認して保存します。一度に数本使ったなら「複数本を使い切る」で本数を調整して確定します。このショートカットが差し引くのは、そのロット内の未開封の一本丸ごとです。すでに開封し、少し残っているものは、一本の画面で実際の使用量を記録するか「残りを使い切る」を選んでください。
数量は容器の本数です。mL ではなく、すべて自分が飲んだという意味でもありません。
保存後は、この画面で「今回の操作を取り消す」を使えます。誤操作や本数の間違いは、取り消してから正しく登録してください。これは現在の画面で行った今回の操作の取り消しであり、画面を離れても際限なく戻せる完全な履歴機能ではありません。
17.9 パッケージのたんぱく質、脂質、乳糖情報
Pro では製品のプロフィールに、たんぱく質、脂質、乳糖区分、乳糖の加水分解/「舒化」の表示情報を入力できます。表示が 100 mL 当たりか 100 g 当たりかを確認し、同じ単位を選んでラベルどおりに入力します。自分で密度換算しないでください。
数値は入力方法の説明用です。自分の製品のラベルに従ってください。
情報がなければ不明にし、ゼロと分かっている場合は 0 を入力します。低乳糖、無乳糖、乳糖を加水分解済みという表示はそれぞれ異なります。「舒化」と書かれているだけで、自動的に無乳糖と見なしてはいけません。ここは情報を保存する場所であり、栄養に関する助言は提供しません。
ミルクの在庫、使用量、費用、期限、リマインダーは引き続き無料です。Pro が失効しても入力済みの栄養情報は読み取れ、データと一緒にエクスポートできます。ほかの項目を編集しても消えません。購入価格を入力していない場合、費用は不明であり、ゼロとして表示されるわけではありません。
図について:全 59 図のうち、55 図は基本操作、4 図はミルク管理を扱い、五つの画面への移動、各フォーム、ミルクの操作を示しています。すべてのデモデータは操作説明のためのものであり、提案の効果や成分含有量を実測で証明するものではありません。
18. 2.3.0 と 2.3.1 の変更点
2.3.1 は審査提出済みです。App Store の公開版は 2.3.0 です(2026-10-19 確認)。
18.1 香りと口当たりを分けて記録
2.3.1 のホイールには8つの香りの系統、108の具体的な香り、別枠で10の口当たりがあります。抽出記録の風味メモでホイールを選び、系統から具体的な表現へ進みます。検索やリストも利用できます。系統をまたいで複数選び、それぞれの強さを設定できます。例えばレモンははっきり、クリーミーさはわずかに。個人の感想であり、成分測定や公的な風味認証ではありません。
18.2 再購入した豆は新しい袋として
2.3.1 では飲み終えた豆の記録から再購入を始められます。基本情報を引き継ぎ、新しい袋の焙煎日と開封日を確認して保存します。従来の豆の登録上限内で新規記録を作り、旧袋は飲み終えた状態のまま、抽出履歴も変更しません。キャンセルすれば作成されません。同じ袋で何杯も淹れる場合は、複製せず元の豆を選んで記録してください。
18.3 一袋の履歴と Pro ワークベンチ
豆の履歴を開くと、抽出を時系列で見返せます。2.3.1 でも通常のタイムライン、過去の一杯の詳細、手動記録は従来の履歴上限内で Free のままです。方法別の整理、ワークベンチのお気に入り絞り込み、二杯の比較、過去レシピのクイック再利用は Pro です。再利用は新規下書きを開き、液量と時間は今回測り直します。キャンセルで抽出は追加されません。期限切れでも記録やお気に入り、レシピは消えませんが、専門的な比較と再利用には再び Pro が必要です。
18.4 エスプレッソ調整の Free / Pro
2.3.0 では Ristretto、Normale、Lungo、Allongé、Turbo の編集可能な出発点を追加しました。2.3.1 の Free の挽き目予測とフィードバック調整は、粉18 g・液36 g など標準1:2が対象です。他のスタイル、テンプレート、独自比率の予測は Pro です。予測の制限であり、実測記録を1:2に変えたり過去のレシピを書き換えたりはしません。Pro でも全ての圧力・流量プロファイルを自動予測できるわけではありません。
18.5 目標と実際の結果は別々に
28秒で36 g は目標です。実測が24秒で40 g なら、その結果を記録します。豆の日付、器具、現在の目標は助言を理解する手掛かりですが、日付に基づく調整は仮定を含む試行であり、全ての豆に共通する熟成の法則ではありません。右上の疑問符から操作できるクイックスタートと説明を開けます。挽き目の提案は次の一杯で確かめる出発点で、計量や計時、味見の代わりではありません。
18.6 ミルク入りのレシピと実際の使用量
2.3.0 ではミルク入りコーヒーのレシピを改善しました。今回の抽出と使ったミルク容器を関連付け、飲み物と在庫の使用量を記録します。容器と量を確認してから作成を確定してください。予定のレシピだけでは在庫を消費したことになりません。条件を満たす直近の操作は画面から取り消せます。在庫・費用・通知は無料、成分推定と栄養情報の編集は従来の Pro 範囲です。通知は食品の安全保証ではなく、推定値は検査結果ではありません。